※2020年6月 閉店確認
かつて、広島城から京都へと続く道として栄えた「京橋通り」。
京橋町と橋本町の間には、その名もズバリ『京橋』という橋が掛かっています。
現存する市内最古の鋼橋で被爆橋梁の一つです。
今でもバス停の名に残る「京口門」というのは、京都に向かう最初の出入り口で、かつては「京口御門」と呼ばれていた歴史があります。
現在の京橋通りは江戸期のようなメイン通りではなく、サブの通りとして商店街が形成されています。
このたび訪れた『かぶと屋』も、そんな通りの一角に佇んでいます。
場所は「お好み焼きみっちゃん」の隣、あるいはうどんの「西田屋」のワンブロック西側と言えば分かるでしょうか。
テイクアウトの窓口があったり、麺類の宣伝がペタペタと貼られていたり、店構えは庶民的でB級然としています。
店内は相席前提の作りこみです。
長テーブル3卓に13~14人を座らせる丸イスの配置。
そして壁に向かったカウンター席には6~8人程度座れそうです。
店員は4名で、接客は2人の女性がメイン、厨房は男性1人。
もう1人の女性は両方兼務といった役回り。
梅雨の晴れ間で暑い日でしたので、ちゃんぽんや担担麺(汁有り)は次回に譲るとして、この日は「おかあさんカレーライス」600円を注文。
「おかずは何にしますぅ?今日はねぇ・・・」とお店のおばちゃん。
周りがうるさくてよく聞こえなかったんですが、「空芯菜」という言葉が聞こえたので「それで!」と注文。
出てきたのはこんなカレーでした。
※写真には写っていませんが、味噌汁付です。
カレーライス・スパムと空芯菜の炒め物・野菜サラダが一皿に盛られています。。。
失敗しました。
スパムと空芯菜の炒め物だったか。
こりゃ、カレーとは合わんな(苦笑)。
まずはカレーライスだけを味わう事に。スパイス系の辛さが強めのレトルトっぽいカレーです。
※H23.10.10修正
「レトルトっぽいカレー」と書きましたが、手作りでお作りになっている事が分かりました。玉ネギ20個を茶色になるまで炒めて作ってらっしゃるとの事。ここにお詫びして訂正いたします。
炒め物は、それとご飯で食べるとばっちり旨く、ご飯のおかずに最適です。
しかし、カレーライスと一緒に食べると、炒め物の塩気が勝ちすぎてカレーの風味が消し飛んでしまいました。
よく聞いてから頼めばよかったですね。
付け合せの野菜サラダはサニーレタスとキャベツの細切りに上からフレンチドレッシングが掛かったもの。
野菜が瑞々しかったので、口直しに丁度良かったです。
接客は、至ってウェット。
常連さんが食べている目の前に腰掛けておしゃべりを始めるし、学生か予備校生かの集団には「エプロンいる?」「辛さが足らんかったら言うんよ。」「残り汁にご飯入れたら美味しいんよ。」と、頻繁に話しかけていました。
こういうおばちゃん、嫌いじゃないです(笑)。
提供時間はそう遅くなく、近所で働くサラリーマンにとっては良いお店の一つでしょうね。
「しびれ冷麺」なんていうメニューもありましたので、夏の間にもう一度訪れてみたいと思います。
ごちそうさまでした!!
※「京橋通り」という由緒ある名前の通り沿いに、それとは対極にあるようなお店がある。そのコントラストが面白く感じられました。
※お茶入れが我が家のと同じだ。親近感が沸くなぁ(笑)。
※そういえば、食べるラー油を販売していたな。あ、少し前の広島経済新聞で見たかも。
(2010.7)
■お店のデータ
かぶと屋(かぶとや)
広島市中区橋本町6-8
0822216311
11:30~14:00 18:00~22:00
定休日:土・日・祝
おかあさんカレーライス(味噌汁付き)600円 日替わり弁当750円、その他ちゃんぽん、担担麺、しびれ冷麺などのメニュー有り
■かぶと屋の訪問記
・かぶと屋2(2010.11)
・かぶと屋3(2011.3)
・かぶと屋4(2011.4)
・かぶと屋5(2011.5)
・かぶと屋6(2011.6)
・かぶと屋7(2011.8)
・かぶと屋8(2012.2)
・かぶと屋9(2016.4)
・かぶと屋10(2016.5)
・かぶと屋11(2016.9)
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