フレスコ（イタリア料理・西区井口鈴が台）

※2018年11月閉店確認済み。

久々に連休を取ると心が開放的になるもので、前日に「田心」でしっかり飲み食いしたばかりだと言うのに、この日の夕食はイタリアンを食べに行こうという機運が高まっておりました。

いくつかの候補を思い浮かべ、ここはというお店の前を昼間に通ってみると、何と臨時休業。。。

残念ではありましたが、確認をしておいて良かったです。



結局お店を決められないまま１６時近くになり、お酒を買いに行った石川酒店で相談する事に。

あーでもない、こーでもないとやり取りしていると、井口鈴が台の『フレスコ』が良いんじゃないかという話になりました。

以前は高めの料金設定だったそうですが、最近は昼よりも夜のほうがＣＰ良く、シェフもホテル勤務経験者に代わり味が良くなったとの事でしたので訪問を決意した次第。



お店の場所は、以前掲載した酒販店「カジカワ」の近く。西広島バイパスから鈴峯女子短大方面に下りる際のメイン道路沿いです。



建物のコーナー部分はガラス張りになっており、客席の様子が良く見えます。一方、入口付近はコテで仕上げた壁と重厚な木製ドアがクローズ感を演出。

中に入ると、想像よりも広めのホールがあり、ウェイティングスペースと人当たりの柔らかなホールスタッフに迎えられます。



オープンキッチンを横目に、フレスコ画が書かれたホールに通され、着席。



メニューは手書きで黒板に書かれたものとグランドメニューの２種です。


※写真は黒板メニュー



まずは前菜をいくつか注文し、パスタとメインの肉料理も注文。



前菜の盛り合わせは、ジャガイモのキッシュ・小イワシのオイルサーディン・鮪とアボカドのタルタル・生ハム・鯵のマリネ・キスのフライなど。

まず盛りの良さに驚きました。

そして、実際に食べてみると素材の味が濃く、どれをとっても旨いですし、塩気・酸味・甘みなどが僕にとっては丁度良い塩梅です。

素材としては、鮪と小イワシの旨さが秀でていました。





バーニャカウダはきちんと乳化したソースが好印象。店によって分離したままで提供されますので、これは嬉しかったです。





トリッパのトマト煮。

柔らかく臭みのないトリッパ以上に、トマトソースが旨いですねぇ。酸味は穏やかで少しざらつきを感じるソース。玉ねぎや人参、セロリをすりおろした物が入っているんでしょうか。



ワインはイタリアの白ワインでヴェルディッキオという銘柄をいただきました。



果実味がありながら、甘くなくすっきりとした味わい。食中に向いたワインではないかと感じました。



パスタは小海老とセルバチコとカラスミを使ったオイルベースのパスタを。



セルバチコってハーブの１種とは知らず、なまこの卵巣（ばちこ）の仲間かなと思っていましたので、出てきた時点で自分の無知さに苦笑いしてしまいましたよ（笑）。

パスタはムッチリとした食感で茹で加減はアルデンテ。こういうパスタが日常的に自宅で使えたら自作パスタも一味違うんでしょうねぇ。



メインにはトトリコ豚のグリル。



トトリコ豚とは、鳥取県でどんぐりを食べさせて育てた豚の事だそうです。肉質は決して硬くなく、緻密な繊維質という表現がしっくりきます。

脂も甘くなかなか旨いんじゃないでしょうか。



ここまでにいただいた料理は全て満足度が高いもの。なのに、この日は前客も後客も０組という寂しさ。

お昼は混雑しているそうなんですが、夜ももっと繁盛していいお店です。

眺望や景色は売りではありませんが、料理の味はなかなかのもの。お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

ごちそうさまでした！！！！

※調理担当は、イタリアン一筋の方とフレンチからの転身組の方がそれぞれ補いながら料理を作られているとの事でした。

（2012.7）


■お店のデータ
フレスコ
広島市西区井口鈴が台３－１７－１１
０８２２７０４４４２
１１：３０～１５：００
１８：００～２２：００
定休日：水曜日


■フレスコの訪問記
・フレスコ２(2015.6)


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