今回訪れた『アンファミーユ』は、中区舟入南3丁目にあるビストロ。
その店名には「家族と共に」のような意味が込められているようです。
「八蒼」というお好み焼き屋さんの跡に開業されて、はや数年。
ストリートビューで過去にさかのぼってみると、2014年2月にはお店があるので、少なくとも8年は経っています。
メニューは店頭にて確認。
ランチは3種類。
内容と価格を見ると、Bランチ1,500円が良さそうに思いました。
さて内装ですが、床は濃い茶色の幅広木材、壁と天井はこて跡を残したクリーム色の塗装、カウンターの上下は深い緑がいいアクセントです。
客席は、カウンターに3席・2人用テーブル2卓・4人用テーブル2卓。
お二人で切り盛りされているので、これでも座席数は多いほうかもしれません。
Bランチの先鋒隊として登場するのは、オードブルの盛り合わせ。
白くスクエアな皿の中央に野菜サラダを盛り付け、その周囲を4つのオードブルが取り囲んでいます。
鴨の黒コショウ焼きは、バルサミコのソースと好相性。
この組み合わせは定番ですね。
肉の下には、少し酸味が強い椎茸のマリネ。
口直しにはいいと思います。
白身魚のフリットは、ひとくちサイズのかわいいやつ。
食感は、カリッとサクッと。
カレーの香りがちょっと意外でした。
フリットの下には、ピリ辛のラタトゥイユが。
田舎風パテは粒マスタードと共に。
下に敷いているマッシュポテトは酸味強め。
添えられているキャベツのマリネは、カシスが使われているのかな?
今シーズン初のホタルイカは、れんこんスライス・クスクスと共に白い器に入っています。
ホタルイカの肝の旨さに思わずニンマリ。
クスクスはカレー風味で面白いんだけど、フリットと被っているのが惜しいなぁ。
続いては、季節野菜のスープ。
この日は、野菜と白いんげんのコンソメスープが提供されました。
焼き立てパンは、バゲットとレーズンパン。
この内、レーズンパンは自家製とのこと。
普段はあまり食べないんだけど、レーズンの甘酸っぱさが良いですね。
メインのパスタは、自家製ベーコン・春キャベツ・海老のオイルパスタを。
ニンニクの香りとベーコンの塩気・薫香がパスタの旨さの決め手。
オイルソースはちゃんと乳化しているし、くるりんと巻いた海老にはきちんと下味が付いています。
ちょっと唐辛子が辛いけど、パスタはシェフの得意料理という印象を受けました。
ドリンクとして選んだのは、ホットコーヒー。
香りからは苦みのニュアンスが感じられ、コーヒーの味も苦みが強め。
唐辛子の辛さでホットな口中が、コーヒーの熱さでベリーホットに(苦笑
酸味や胡椒、唐辛子が少しずつ強いように感じましたが、トータルとしてはまずまずな印象。
お客がひっきりなしに来るあたり、地域の人気店として不動の地位を確立されているようですね。
機会があれば、夜に訪れてビストロ料理とおすすめワインを楽しんでみたいところ。
早い時間から家族で訪れても良さそうだな。
ごちそうさまでした!!
(2022.5)
■お店のデータ
アンファミーユ
広島市中区舟入南3-19-7>
0822321653
11:30~15:00
18:00~23:00
定休日:日曜日、水曜の夜営業
※駐車場1台あり(1ブロック北に店名を記したプレートがある駐車場有)
コメント