飲食店訪問

鄙の料亭(和食・廿日市市)~前菜12種@小町御膳~

飲食店訪問
地御前にある『鄙の料亭(ひなのりょうてい)』で、ちょっとしたお祝い事。

鄙の料亭 敷き紙

複数のコース料理がありましたが、今回は小町御膳をお願いしてみました。

 
 
 
前菜は、舞台のような木製トレイに乗って登場。

鄙の料亭 前菜

ひとつひとつ器を変え、見た目にも煌びやか。

 
 
 
出てきた品は、

隠元豆の黒胡麻和え
甘酢に漬けた蕪
〆さば
青菜のおひたし
烏賊の紅葉おろし和え
蟹真丈
柿の白酢掛け
とろろとイトヨリダイの蒸し物
合鴨の治部煮
青海苔入り出汁巻き卵
葡萄のうす衣揚げ
鱸の造り

の合計12種類です。

 
 
 
烏賊の柔らかさと柿の薄さからは、お年を召した方への配慮が伺えましたし、リンゴ酢おろしの強いインパクトに負けない〆さばの旨さには、とても感心しました。

 
 
 
非常に薄味のだし巻きは青海苔の風味が際立っていて、青菜おひたしの出汁は普段口にしているものとはランクが違う。

いい素材を使い、適切に手を加えた料理。

旨いと思います。

 
 
 
続いては、鰆蓮根蒸し。

鄙の料亭 蒸し物

鰆の切り身に蓮根のすりおろしを乗せて蒸した後、湯葉の入った濃い目のあんを掛けた一品。

ホッコリとした鰆もいいし、グッと苦味のある銀杏もいい。

いや、これも旨いなぁ。

 
 
 
揚げ物は、穴子の竜田揚げ。

鄙の料亭 揚げ物

穏やかだけど香ばしい醤油の香り。

カリッと揚がった衣。

穴子はふわっとしていながらも、とろけるようなニュアンスもあり。

添えられていたイチョウの葉はジャガイモ、赤いもみじはパプリカ。

楽しいし旨いし。

 
 
 
ご飯物は、鯛かぶら寿司。

鄙の料亭 ご飯物

づけにした鯛の薄切り、甘酢に漬けた拍子切りの蕪。

少し甘めの酢飯が僕の好みではありませんでしたが、赤出汁との組み合わせは十分に旨かったと思います。

 
 
 
甘味は、ヨーグルト羹とラ・フランスのコンポート。

鄙の料亭 甘味

レアチーズケーキのニュアンスがあるヨーグルト羹。

らしい酸味がとってもいいと思います。

ラ・フランスは、さらっとした甘さが、かえって印象を深めますね。

 
 
 
量は少し物足りないけど、見た目・旨さ・味の組み合わせ、いずれも満足いたしました。

お値段は税込3,780円。

料理だけではなく、設えやスタッフまで含めて、納得感は十分に感じられます。

 
 
 
ドリンクは、安佐北区にあるセンナリの酢パークリングを。

鄙の料亭 酢パークリング

僕が飲んだレモンは、甘さが抑えられていて、後口にお酢がしっかりと感じられます。

これは食中にもピッタリ!

 
 
 
同行者が飲んだブルーベリーは、最もジュース感があって飲みやすい。

柚子は果汁と甘さがレモンよりも少しだけ強く、お酢のニュアンスは少なめでした。

お好みソースやポン酢でセンナリの商品を味わったことがあるんですけど、結構好きなんですよね。

 
 
 
お店の場所は、地御前の牡蠣打ち場の少し先。

ロードサイドに看板が出ているので、ナビと併用すると迷うことはないと思います。

 
 
 
出迎えてくれるのは、かやぶきの門。

鄙の料亭 門

入口で名乗るとウェイティングスペースへ誘導されますが、出迎えるスタッフの対応や待ち時間の長さは、いずれも心地良かったです。

 
 
 
今回はテーブル席を指定。

2面がガラス張りの明るい空間で、船底天井と間接照明を用いた嫌味のない設えも好印象。

鄙の料亭 店内

そして、何を聞いても即座に、かつ分かりやすく説明をしてくださるスタッフも素晴らしい。

 
 
 
地御前という立地がネックにならない行事の際に、また使ってみようかな。

ごちそうさまでした!!!

(2018.11)

 
 
■お店のデータ
鄙の料亭
広島県廿日市市地御前5-19-14
0829364832
11:00~15:00
17:00~22:00
定休日:年末年始

 
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