生地・麺・具材と重ねるタイプと生地・具材・麺と重ねるタイプ。
多少の手順の違いはあるけど、この2つに分けることができます。
今回立ち寄った『寺屋』は、いずれにも該当しない焼き方。
しいて言えば、呉(焼きそばタイプ)と広島(重ね焼き)の合わせ技でしょうか。
お店のアドレスは西区西観音町。
「酒の巣」や「叶」と同じブロックにお店があります。
階段で2階に上がると店の入り口が。
店内には小さめの鉄板とテーブル席がひとつ。
女性が一人で切り盛りする、こぢんまりとしたお店です。
4席しかない鉄板前に陣取り、壁に貼られたメニューを拝見。
肉玉そばが500円?
麺ダブルで600円?
安いなぁ。
トッピングは、餅とイカ天のみで各80円。
このご時世にありがたいことです。
注文が入ったらキャベツを切り、何と鉄板の片隅に置いちゃいました。
しかも、袋から出したそばをキャベツの上に置いちゃいましたけど。
鉄板の真ん中で生地を敷き、たっぷりの魚粉を振りかけます。
そばにソースで下味をつけて、ほぐしながら炒めると、キャベツも一緒に炒め始めました。
え?
なになに?
まさかの焼きそばスタイル?
しばらくすると、炒めたそばとキャベツを生地に乗せ、その上に天かす・豚バラと積み、つなぎをしっかり目にかけてから上下をひっくり返します。
先日、音戸町で食べた焼そばスタイルのお店では豚バラも一緒に炒めていたけど、『寺屋』では後乗せ。
少しの手順の違いだけど、それが面白いんですよね。
上からパフパフとへらでたたき、持ち上げて回転させること2~3回。
卵は広げずに、割ったままの状態でお好み焼き本体と合体。
ソース・化調・青のり・青ネギで完成。
なお、青ネギはかけて良いか聞いてくださいます。
仕上がりは平たく、一体感あり。
食べ始めの粉っぽさは、つなぎに由来するものでしょうか。
食べ進めるうちに感じなくなりました。
味がやや単調に感じたのは、もやしが使われていないことと無関係ではなさそう。
焼き方について色々とお聞きしたかったんですが、お忙しそうなのでぐっと我慢。
面白いお好み焼きって、まだあるんですね。
こういうことがあるから、食べ歩きはやめられないんだな。
ごちそうさまでした!!
(2023.10)
■お店のデータ
寺屋
広島市西区西観音町1-14
0822928186
11:00~14:00
定休日:日曜日
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