2021年10月1日。
緊急事態宣言が明けました。
これまで閉めていたお店が営業を再開しているかも。
そう思い、真っ先に向かったのが『マツノ』という喫茶店です。
古い鉄筋コンクリートの建物。
赤いテント屋根、外壁、窓枠。
いずれをとっても、入店前のわくわく感が高まります。
建物の入口に黒板が置かれていて、ランチの内容は縦書きにて。
置いてあれば営業中、なければ売り切れかお休み。
メインが鶏であることを確認し、階段で2階へ。
お店の入口は、年季の入った観音開きの扉。
すすけ具合にグッと来ます。
店内は、LED照明と窓から入る自然光により、想像していたよりもずっと明るい空間。
客席は、テーブルのみで5卓。
その内4卓が2人掛けです。
壁を背にして座り、水が運ばれてきたけど注文を聞く気配はなし。
それもそのはず。お昼はランチ一択なんですから。
コーヒー付きがいい人は、その時に言えばいいわけです。
厨房と客席を仕切るのは、奥行きのあるカウンター。
天板には器や準備中のランチが並んでいて、ガラス引戸が付いたカウンター下収納には湯呑みや小鉢が。
調理場に目をやると、清掃が行き届いているシルバーのレンジフードが目に入り、大きな絵画にも気付かされす。
外国の海辺の町を描いたのかな。
疎いものですから、時代や作者などはまったく分かりません。
そうこうしていると、ランチがやって参りました。
味噌汁、漬物、メイン料理、小鉢が3つ。
これはなかなか良さそうではありませんか。
まずは味噌汁を口へ。
わ、超熱々だ。
火傷するところだった。
具材は、玉ねぎ・大根・油揚げ。
味噌の濃度や出汁の濃さが丁度良く、少し冷めた方が良さを感じる味噌汁です。
メインは鶏ねぎソース。
カリッと揚げた鶏もも肉。
食感がいいなぁ。
ねぎソースは、お酢・醤油・砂糖に鷹の爪の辛さを加えたのがベース。
ネギが少し苦かったので焦がし気味のネギ油を使ってるのかなぁ。
知らんけど(苦笑
小鉢では、きんぴらとじゃコピーマンは安心の旨さ。
ポテサラは、塩気がほとんど効いてなくて酸味を勝たせたバランスです。
いやはや、想像していたよりもずっと良かった。
これだから、古い喫茶店は侮れないんですよ。
ピンと来るおかずの時に、また寄ってみようと思います。
ごちそうさまでした!!
(2021.10)
■お店のデータ
マツノ
0822319719
営業時間・定休日:不明
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