美味しい天ぷらが食べたい。
そんな思いから訪問を決めた、堀川町の『津久根島』。
いつの頃からあるんでしょう。
結構な老舗店と伺っています。
店の入口横にはメニューが飾られていて、天丼、梅コース、松コースの3つが書かれています。
一番高い松コースで2,130円。
そんなに高くないのかな。
店内には弧を描いたカウンターがあって、その向こう側に揚げ場が。
天ぷらを揚げるところを見ながら食べられるなんて、最高のライブ体験じゃないですか。
差し出されたメニューには、表にあった3つ以外に竹コースと特別コースがありました。
お値段は3,000円台と5,000円台。
この日は夫婦の誕生日祝いでしたので、ちょっと奮発して竹コースをお願いすることに。
まず出てきたのは、サラダ、漬物、天つゆ、熱いお茶、レモン。
どのコースでもお盆に乗せたこれらが提供されるようです。
さてここからは、具材・粉・衣を操りながら揚げられた天ぷらが提供されます。
ほんの僅かしか粉を付けない具材。
浸すように衣をつける具材。
揚げる時間の長短も違う。
揚げている側からすると当たり前なんだろうけど、こうまで見事に食感が違うと、感心せざるを得ません。
名物:海老のしそ巻は香り豊か。
春を楽しむネタもいくつか出てきた。
※こごみ、タラの芽
※牡蠣
※アスパラガス
こんにゃくと豆腐をひと串に刺した田楽。
甘くて旨いエンドウもいい。
しいたけは小さいけれど香りよし。
旬の手前ではあるが、開いた鱚はボリューム満点。
そして、この日一番だったのは穴子。
普段食べている穴子と違うのは、食べた瞬間に爆発する魚の香り。
そうだ、穴子って魚だったんだよねと、当たり前のことを思い出させてくれる鮮烈さ。
これは旨かった。
折角なのでと追加した白子。
火を止めて余熱で熱を入れる周到さが、とろとろの白子を生み出すのか。
最後はかき揚げ丼と赤出汁。
トウモロコシが主体のかき揚げ。
少し油が多いけど、甘くて旨い。
一人当たり5,000円近く掛かったけど、僕らの年齢ならこのくらいの贅沢はいいんじゃないかな。
これからも共に、そして永く歩む妻との時間。
大切にしていかなきゃね。
そして、いつかは娘とも来てみたいな。
ごちそうさまでした!!!
(2021.3)
■お店のデータ
津久根島
広島市中区堀川町2-4
0822430284
11:30~15:00
16:30~21:30
定休日:月曜日
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