中国新聞の紙面広告に、「三瀧荘」と並んで『ふっかん』というお店のことが掲載されていました。
何だか響きがいいなと思いまして、その名前は長く記憶に留まることに。
そんなある日。
友人のブログでこの店の記事を読むと、とても良い評価で、訪問意欲を駆り立てられまして。
まあ、彼がそこまで書くなら間違いないだろうと思い、予約を入れた上で、お昼に訪問。
お店の場所は、高陽町のメインのバス通り沿い。
高速道路の高架を抜けた先にあるガストが目印になると思います。
中に入ると、店員さんがお出迎え。
靴を脱ぎ室内に上がり、掘りごたつの席に案内されました。
内装は、天然木と思われる床に土壁で構成。
ちょっとオシャレな日本料理店という印象です。
お昼のメニューは、季節の箱膳とコースの2種類。
予約時に箱膳をお願いしておきましたので、着席してお茶で一服した直後の良いタイミングで出てきました。
蓋がされた二段重ねの黒いお重をばらすと、中には少量多種の鮮やかな料理たちが。
見るからに旨そうではありませんか~
こちらは飛竜頭でして、さつま揚げと絹さやが添えられています。
さつま揚げは揚げたて熱々で、噛むとじゅんと出汁がほとばしるほど。
飛竜頭には、季節感のある銀杏入り。
切れの良い甘さと出汁感たっぷりのツユもかなりの旨さです。
揚げ物は、太刀魚。
口解けの良い身質に、わずかなクセ。
軽く利かせた塩が良いアクセントです。
マグロの刺身。
ねっとりとしたマグロは、食べると特有の酸味があって、なかなかの旨さ。
刺身醤油も旨くて、流石に抜かりがありません。
炊き合わせは、○○の玉手箱や~(古い?)と言いたくなる程の素晴らしさ。
薄味ですけど旨味しっかりの出汁を含んで、どれを食べても旨いんです。
自宅で炊き合わせを作ろうと思ったら結構手間掛かりますので、外で旨い炊き合わせに出会ったら嬉しくなるんですよね。
酒肴の盛り合わせとでも言いたくなる、一品物の盛り合わせ。
白い四角は山芋、赤い四角はいちぢく。
それぞれを葛で固めた一品です。
栗やサツマイモは風味豊かできちんと甘く、卵焼きは出汁巻きと言って良い出汁感。
真ん中にある柿のようなものは、鶉の卵。
遊び心もあって、良いですね。
ご飯は鯛の炊き込みご飯。
米は旨いし、味付けも薄いけれども旨いです。
そして、添えられている糠漬けの旨いこと。
このご飯と漬物があったら、いくらでも食べられるなぁ。
ちょっと濃い目の赤だし。
最後にデザートとドリンクが登場です。
デザートは、柚シャーベットと芋羊羹。
ドリンクはフルーツジュースなどもあったようですが、デザートとの相性考えるとコーヒーがいいでしょうね。
以上で、1,600円。
もう1,000円高くてもおかしくない内容で、大満足でした。
ぜひ夜も行ってみたいので、お酒が飲めない親戚にドライバーお願いしてみようかなぁ(笑)。
ごちそうさまでした!!!!
(2015.10)
■お店のデータ
ふっかん
広島市安佐北区落合南2-1-18
0828411188
11:00~14:30
17:00~23:00
定休日:月曜日
■ふっかんの訪問記
・ふっかん2(2015.10)
・ふっかん3(2016.4)
・ふっかん4(2016.11)
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コメント
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ふっかんの箱膳、まじで良いでしょ!?
昼からこれで日本酒飲みたくなりませんでした?(笑)
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箱膳良かったですよ!
酒が飲めないのが残念(笑
期間を空けずに夜も行きましたけど、昼の方がパフォーマンスいいように感じました。
ま、あの箱膳と比べるからそう思うんであって、もちろん美味かったですけどね。