jelly.fish改め商業藝術が経営する日本料理の『RIVA』。
和菓子店「島々」の中を通って入店する動線は独特で、料理の評判も良し。
一度行ってみたいと思ってましたので、我が家の17回目の入籍記念日を祝うために訪れてみました。
一階は個室が二つと奥にカウンターがあって、二階は全て個室のようです。
階段が急ですが、と聞いていましたが、全く問題ない勾配。
と言うのも、トイレは二階のみなんだそうですよ。
いつもならカウンター指定するんですが、この日は珍しく個室での宴。
特段の意図はありませんでしたが、なかなか楽しいひと時を過ごす事ができました。
この日(と言うか、この月)の献立です。
※影、邪魔ですね(汗)
さてさて、どんな感じでしょうか。
まずは、先附三品。
右から、浜遊び・茄子そうめん・柏餅です。
浜遊びは、炙ったあさり・しゃこ・大和芋・もずくがお酢に浸され、アクセントに柚子胡椒が添えられています。
あさりの香りが良いのと、しゃこのシャクっとした食感が楽しい一品。
お酢の具合もスターターには最適ではないでしょうか。
茄子そうめんは、出汁と新生姜が決め手。
カツオ出汁でさっぱりいただけるのが良いですね。
柏餅は蕗味噌で。少しお腹に溜めてお酒を飲んでくださいとのメッセージかなと感じましたが、いかがしょうか。
続いては、冬瓜と鱧の椀物。
出汁でほっこり炊いた鱧&冬瓜にオクラのすりおろしと削りたての鰹節。
味付けは少ないですが、風味が立ってるので不足はありません。
次は、刺身数種。
右上からWの書き順に沿って書くと、コウイカ、夜鳴き貝、鱧、石鯛、鯵。
コウイカは、エゴマと木の芽、ネギにごま油で和風マリネ的な組み立て。
夜鳴き貝は瀬戸内海と同じ塩分濃度の塩水に浸しての提供です。
塩気は余り感じませんが、オリーブオイルの香りが良いですね。
炙った鱧は、粉醤油と酢味噌&梅肉でさっぱりと。
石鯛はわさびとレモンで、こちらもさっぱり。
鯵に合わせたのは醤(ひしお)と新生姜で、これも旨い。
筍の木の芽和えには、何とちぃイカの炙りが!
※写真忘れ。
福山方面では見かける小さなイカですが、まさかここで出てくるとは~、な食材でした。
鴨のへか焼き。
へかとは農機具のことで鋤の事らしいです。
鋤の上で焼いた料理が転じて、今のすき焼きになっているとの説明でした。
これ、鴨の香りが抜群!
さわやかな甘辛さに、鴨の油で炒めた葉ニンニクがふんわりと旨いです~。
ここで揚げ物の登場。
はじかみに魚肉を纏わせて揚げたものと枇杷の揚げ物です。
はじかみは細くて分かり難かったかなぁ。
枇杷は、とろんと甘くて、さっぱり!
口直しは、大長せとかの氷室で、いわゆるソルベですかね。
一気に掻き込んで、次を待ちます(笑)。
帝釈峡シャモのモモ肉と笹身に、ほおずきトマトとさや豆。
肉よりも、さや豆の香りが際立っていました~。
添えられていたイチゴのジュレは、個人的には面白い試みと思いました。
笹寿司三種。
タケノコや穴子が目立ちますが、笹の葉の香りが移ってる事で薄味でも満足できます。
〆の蕎麦は、府中の白蕎麦。
氷の下に蕎麦が隠れていて、浮いてる油は山椒油との事。
ほのかに痺れるのが良かったのか、妻がお代わりしておりました(苦笑)。
生菓子。
ここから一人一種類選びます。
写真はあれども、何を選んだのか覚えておりません(苦笑)。
料理は少量多種で、なかなか美味かったと思います。
味付けは総じて薄めで、今の僕にはぴったりでした。
飲んだお酒は広島の酒ばかり。
酒の説明もきちんとしていて、さすがに鍛えられている印象です。
料理はこの内容で4200円なので、少し奮発すれば無理のない予算でしょう。
聞けば色々教えてくれるお店ですので、見聞を広げるには良い店だと思います。
若い方で食に興味のある方は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
ごちそうさまでした!!!
(2014.5)
■お店のデータ
RIVA
広島市中区新天地1-17
0825455360
17~23時
定休日:なし
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コメント
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粉醬油とは珍しいですね。
小倉天寿しで使われていたのが印象に残っています。
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粉醤油は珍しいですよね。
存在は聞いていましたが、食べたのは初めてでした。