※2016.5業態変更し十日市に移転→閉店
お気に入りの居酒屋、猫屋町『kanpai』。
今回が平成25年最後の訪問です。
付きだしは貝柱の燻製。
そして、いつものスターターの面々です。
貝柱は軽めの燻製で、貝柱の甘みと薫香の両方が楽しめる一品。
キムチは我が家が良く食べる「釜山キムチ」とは異なり、味わいはさらっとしています。
しかしながら、余韻に残る辛味は少し強めで、長い間ピリピリ感を楽しめます。
ポテサラはベーコンのような肉系素材は使わず、さらりと優しい仕上がり。
素朴な味なんですが、僕は好きなんですよ。
早く出せるということで、酢牡蛎を。
さっぱりとした旨味の中に独特の渋みが感じられ、後に残るのは磯の香り。
なかなか旨い牡蠣でした。
日本酒はマスターのお勧めで。
1杯目。
三重県・木屋正酒造の而今(じこん)特別純米にごりざけ。
ヨーグルトっぽい風味で、とろんとした酒質。
何も引っかかることなく、喉から胃まで一直線に落ちていきます。
久々に飲みましたが、これは旨かったです。
刺身を盛り合わせで。
この日は、鰤・鰆・地ダコ・さよりの4点盛り。
鰆って、魚偏に春と書くので旬も春だと勘違いしている人がいるようなんですが、秋冬が旨い魚なんですよね。
2杯目。
奈良県・大倉本家の金鼓(きんこ)無濾過生原酒うすにごり。
ここのお酒で有名な「濁酒」というお粥のようなお酒がありますが、今回いただいたのは「濁酒」を濾して瓶詰めしたものなんだそうです。
少し甘めの微炭酸で、なかなかの旨さでした。
3杯目。
奈良県・千代酒造の篠峯(しのみね)雄町純米吟醸。
7号と9号の2種類の酵母を使ったお酒ということですが、そんな作り方もあるんですね。
すね肉を焼いたの。
噛み応えがある素材ですが、しっかりかみ締めると奥からじりじりと旨味が出てきます。
旨い!
4杯目。
島根県・王録酒造の超王録(ちょうおうろく)無濾過直汲。
いつも間にかラベルデザインが変わったみたいで、漢字名の下にローマ字表記が追加され、生産量をあらわす星印が左上に追加されています。
そして、王録という名前の前に「超」という文字が。
公式サイトを見ますと、「超辛純米」が消えて「超」になっているようですので、後継酒という理解でいいのでしょうか。
こちらは直汲ですので、王録らしい旨さを感じることが出来ました。
少し持ち直してきたのかな?
5杯目。
福島県・廣木酒造本店の飛露喜(ひろき)特別純米かすみざけ。
これも久々だけど、軽やかに旨い~。
すじ煮込みをアテに、6杯目は広島県・竹鶴酒造の竹鶴(たけつる)酸味一体を。
2008年のお酒だと僕の苦手な熟成感が出ていても不思議ではありませんが、そういったところは皆無。
この日は、旨い酒ばかり出していただきました。
ごちそうさまでした!!!!
(2013.12)
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コメント
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日本酒も充実のラインアップみたいですね~。
最近「竹鶴」を初めて飲んだのですが、「小笹屋竹鶴 」の生酒が美味しかったので値段の高い「生もと 純米原酒」を飲んだら癖が強すぎて無理でした(苦笑)
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ここは、僕が日本酒にはまるきっかけになったお店なんですよ。
ラインナップは当時から大きく変わりませんが、県外の酒販店から取り寄せていますので、広島では希少なお酒もあったりします。
小笹屋は僕も好きですが、生はダメでしたか〜。
なんなら、引き取りましょうか(笑)?