昼に光市でラーメンを連食した後は、ツイッターで教えていただいた『ふじむら酒場』に向かいました。
お店は防府天満宮近く。光市からは一般道を通って下松市→周南市→防府市と経由して行く事に。
「大島」を出発して30分が立った頃、運転中の僕は体のだるさや腰・肩の痛みを感じ始めました。はちきれんばかりの満腹の苦しさと戦っていたのに、更なる追い討ちです(涙)。
自宅に帰ってから熱を測ってみると37.4度ありましたので、この時点で既に発熱していたんでしょう。
思えば、前日の昼食に欲張ってサービスライスを食べ、前日の夕食では辛いクッパを平らげ、朝食のうどんから2時間半しか経っていないのに豚骨→いりこと2種類のラーメンに挑戦。
小さな子供が頭を使いすぎて熱を出す(知恵熱)ように、内臓が悲鳴を上げた結果の発熱(食べ熱)だと考えましたが、いかがでしょうか。
※本当は原因不明の発熱のことを総じて知恵熱と呼ぶんだそうです。
さてそんな状況下ではありますが、『ふじむら酒場』を目指してエンヤコラと車を進め、無事到着です。
お店の場所は、防府天満宮参道入口の斜め向かい側。
お店の前面にある広めの駐車場に車を停めると、杉玉や「山頭火」「黒龍」という手書きの看板が掲げられた建物が目に入ります。
入り口の引き戸を開けて中に入ると、ご店主がいるレジスペース以外は店内の照明はほとんど点いていません。
お酒の入った冷蔵庫も同様で、この時点でお酒の保管にかなりの気を使うお店と言う事が伺えます。
※写真正面と右側が日本酒コーナー、左側は焼酎メイン。
広島では買うことが出来ない銘柄を探していると訪問の趣旨を伝えると、まず勧められたのは「山頭火」(山口市・金光酒造)のふじむら酒場オリジナルで「呼ッ 山頭火」。
ご店主夫婦が蔵に足を運び、幾種類も味見した上で数種類をブレンド。ご店主好みの味に仕立てたお酒との説明でした。
広島で言うと、亀齢の「山」みたいな感じでしょうか。
その後、萩市・岩崎酒造(長陽福娘)のふじむら酒場オリジナルの説明や東洋美人の品揃え、獺祭の事など軽快かつ強い口調の持論をお聞きしました。
写真は冷蔵庫内の東洋美人。番地シリーズ全種や亀冶という珍しい銘柄も。こちらは広島でも購入可能ですし、買って帰っても面白みがないのでスルー。
山口のお酒は思ったよりも取扱が少なく、結局は最初に勧められた「呼ッ 山頭火」を購入。
味の詳細は別の記事に譲りますが、食中酒らしいサラッとした味わいのお酒で、個人的には物足りない感がありました。
県外酒も扱ってらっしゃいますが、黒龍がフルラインナップ有る以外はめぼしいものは無し。
個性的なご店主ですので合う合わないがあると思いますが、日本酒に対する情熱はさすがと思わせてくれました。
防府天満宮にお参りの際は、日本酒好きの方は少し足を伸ばして訪れてみてはいかがでしょうか。
(2012.8)
■お店のデータ
ふじむら酒場
山口県防府市東松崎町9-12
0835220293
営業時間・定休日:未確認
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