僕の職場には窓がない。
事務所はビルの1階にあって、道路に面して大きなガラス面があるんだけど、それは曇りガラス+ブラインドが下りていて外の様子が分からない。
でもって、ブラインドの手前にはスチール製の棚があって、ブラインドの操作がし難いし、誰も操作なんてしない。
なので、外が明るいのか暗いのかが分からないし、晴れているのか雨が降っているのかも分からない。
外の明るさは時計を見れば想像は付く。天候は帰社した人に聞けば分かる。でも、体感することができない。
トイレは事務所内にないので、一旦ビルの1階に出て、行かなくてはならない。その時に外の様子を見ることが出来て、なぜだか少しホッとする。
どんなに厳重な警備体制の刑務所にだって、鉄格子付きの小さな窓があると言う。地下鉄にも、なくても良さそうだけど、窓がある。
長時間、外界の様子が分からないと、人間がダメになってしまうからなんだろうか。
そういえばロシアでは、窓のない空間に1年5ヶ月滞在して、心身への影響を調べる実験が行われているらしい。
火星への有人飛行の準備なんだそうだ。
そう考えると潜水艦の乗組員とかって大変だ。
潜水艦本体には外を覗ける窓なんてないだろうし、もし有ったとしても深海の暗闇の中では何も見えない。
案外、船内には、窓と外の風景が描かれたポスターが張ってあるのかも。
それを見て気分転換をしているとか。いや、船内に窓のフェイクが付いていて草原の写真とかを貼ってたりするのかなぁ。
うーん、僕ならスクリーンに窓と外の風景を映して、外の風景の移り変わりを映してほしいなぁ。。。
今日中にまとめなくてはいけないデータの山からちょっとだけ逃げ出して、こんな事を考えてみた、ある日の午後でした(笑)。
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