ボコボコと変形し、さびた網。
経年劣化と表現することが多いでしょうけど、僕はこれを経年優化と言いたい。
見た目は良くないけれど、歴史を物語る焼き網。
味があって良いと思いませんか？
レバーを焼いてみると、その風景がすごくいい。
火は思った以上に強く、表面がすぐに焼けてしまいます。
両面が焼けたら、火から遠いエリアで一休みさせ、タレに漬けて食べる。
臭みは皆無。
味わいは軽やかでキレイ。
このレバー、なかなか旨いなぁ。
タレは自家製でしょう。
軽くにんにくが効いて、甘めながらもなかなか旨いと思います。
この他に食べたのは、タンとミノ。
冷蔵庫から肉を取り出し、都度カット。
タレでしっかりと揉んでお客の元へ。
タンは不成形で厚みあり。
丸い薄切りではないところが良いですね。
ミノの柔らかさは、元々の肉質もあるんでしょうけど、格子状に包丁が入っている点も見逃せません。
ナムルは３種類。
ピリ辛キュウリ・紅白で甘酢・ごま油にほうれん草。
これはいいアテだ。
お店の場所は、JR西広島駅近く。
この地で５０年近く続いているお店ですので、気になっていた方も多いのではないでしょうか。
店内はカウンター４席とテーブルが４卓。
お店の切り盛りは、お話好きな女将さんがおひとりで。
カウンターの焼き台を使えば、おひとりさまの焼肉も心苦しくなさそう。
こういうお店で女将と向かい合って、一杯やるのも楽しいだろうな。
ごちそうさまでした！！
（2019.1）
■お店のデータ
一代
広島市西区己斐本町１－１２－２
０８２２７１７２７６
営業時間：不明ですが、昼営業もありとのこと。
定休日：不明
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