沖縄旅行2日目である。
今回の旅行は、実を言うと社員旅行だ。
こんなご時世に沖縄に連れて行ってくれる会社に感謝するとともに、『そんなに儲かっているならもうちょっと給料上げてよ』という内なる叫びもある(笑)。
社内旅行というと、観光バスにみんなで乗り込んで名所旧跡を巡るのが定番。
うちの場合は、観光バスで移動する組の他に、自由行動組というのがあって、僕はそのおかげで「山本彩香」(過去記事)に行けたし、2日目も自分が行きたい所に行くことができた。
※こういう時は他の部署の人間と親睦を深めるべき、と僕は思うが、誘惑にはなかなか勝てない(苦笑)。
初日は誰も賛同者がいなかったので独りで動いたが、2日目は部下たちと共に行動する事になったので4人で動いた。
※ちなみに初日は「山本彩香」で沖縄料理~「泰石酒造」で蔵見学と日本酒購入~「マックスバリュ金武町」でお土産購入~「辺野古崎」について思いを馳せる~宿。
この日は「古宇利島」でウニ、「首里そば」で沖縄そば、「公設市場」で魚介類にチャレンジというスケジュール。
食べてばかりだ(笑)。
古宇利島へは、レンタカーを飛ばして宿から1時間弱。
沖縄本島からは屋我地島を経由して行く事になる。
メインは「ウニ丼」だが、屋我地島から古宇利島に渡る「古宇利大橋」周辺の風景の美しさも特筆ものだ。
※向こうに見えるのが古宇利島。まさに青い空、青い海。運がよければ橋の上からマンタが見れるらしい。
古宇利島は珊瑚礁で出来た島で1周が10km未満。
車だと10分程度で1周できる大きさ。
人口は350人程度。
古宇利島周辺で採れるウニは「シラヒゲウニ」といい、7・8月のみウニ漁が解禁される。
生のウニを食べようと思うなら、この時期しかないのだ。
古宇利島に渡ってすぐのところにある「YOSHIKA本店」というお店でうに丼を食べる事に。
※10時開店のため朝ごはんには丁度良い。
※2階席からは海が見える。
お店のお姉さんから古宇利島の基礎知識や島の裏にあるドラマの撮影でも使われる美しい砂浜の話、お姉さんの身の上話をお聞きしながら、待つ事しばし。
うに丼1,500円はうどん用のものと同じ程度の大きさの丼で提供された。
うにはミョウバンに漬かっていない物を出されているとの事。
少し身が溶けたようなウニが丼の半分を占め海苔が敷かれている。
あと半分は塩辛とシークワーサーの果汁が掛けられた海ぶどうが乗っている。
ウニは、北海道のものと比べると噂通りのあっさり味。
しかし後を引く旨さで、しばらく余韻を楽しむ事が出来る。
なかなかの旨さだった。
※ドラマの撮影でも使われる美しい砂浜にも行ってみた。
古宇利島を後にした僕たちは、0円高速道路を使って那覇市へ向かった。
次の目的地『首里そば』に到着したのは12時40分頃。
30度を越える暑さの中、行列に並び、入店後「首里そば」大600円を注文。
紅生姜ではなく普通の生姜が乗っているのが特徴的だ。
スープは定番の鰹&豚の出汁だが、とてもあっさりしており上品な味わいで旨い。
麺は太さが不揃いのため手で切られていると想像できる。
クニッ、ぼそぼそとした歯応えはかなり独特。
まずはスープと麺を味わい、少し食べて生姜をスープに沈め香りを移して味の変化を楽しむ。
最後にはこーれーぐすを投入し味を変える。
1杯で3度楽むことができた。
味に関しては、もう少しスープの味が濃い方が良いと思うが、好みの問題だろう。
さて本日ラストは、那覇市内の目抜き通りの「国際通り」から少し入ったところにある「牧志第一公設市場」だ。
広島では食べられない魚がお目当て。
市場内で鮮魚コーナーを探すとすぐに見つかった。
魚を覗き込んでいるとお店のおばちゃんからマシンガンのようなセールストークが。
「どれ食べたい?」
『えっ?この辺かなぁ。。。』
「予算は?」
『安ければ安い方が。。。』
「じゃぁ、これとそれをつけて一人1,000円でいいから」
『あ、はい。』
あっという間に商談成立。
ちょっと強引だけど、まぁいいか(笑)。
メインとして選んだのは「おじさん」(という魚)で1匹3,000円。
半身が刺身。残りは2階の食堂でバター焼きにしてくれるとの事。
※1グループ3品まで、1人500円の調理料が必要。
他はイラブチャー(青ぶだい)とアバサー(はりせんぼん)をマストアイテムとしてチョイスした。
↓イラブチャー
↓アバサー
2階の食堂に移動。
まず出てきたのは刺身の盛り合わせ。
左からイラブチャー皮なし、イラブチャー皮付き、おじさん、コウイカ、サーモン、甘エビ。随分サービスしてくれたなぁ。
イラブチャーとおじさんはチヌっぽい味。匂いはないけど。
見た目とは裏腹に結構いける(笑)。
おじさんのバター焼き。
身が柔らかいのでスプーンが添えられている。
スプーンですくって食べろという事らしい。
焼くとギザミっぽくも感じる。
アバサーのから揚げ。
淡白な白身。小さな河豚の唐揚げっぽい。
1階に下りると別の魚屋で「ナポレオンフィッシュ」を発見。
美味しいの?と聞くと、市場にも滅多に入荷がないとっても美味しい魚だとの事。
残念、もうお腹いっぱいだよ。。。
※これぞ本当の、逃した魚は大きい、ってやつだ。
2日目は沖縄初心者の定番コースだろうが、初沖縄の僕にとっては貴重な経験が出来て何より。
※2日間で観光を一切していない事に気付いた(苦笑)。
※古宇利島「YOSHIKA」では年中ウニを提供しているが、シーズン以外は冷凍物との事。
※市場の2階の食堂はなぜか「道頓堀」という名前だった(笑)。
(2010.7)
■お店のデータ
YOSHIKA本店(よしかほんてん)
沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利横太原321
080-2055-4000
10時~
定休日:なし
うに丼1,500円 うに丼大盛り3,000円 ウニのみ1,200円、その他、海鮮丼やアラ汁、まぐろ料理などのメニューがある
首里そば(しゅりそば)
沖縄県那覇市首里赤田町1-7
098-884-0556
11:30~
定休日:日・祝
そば 小400円 中450円 大600円 煮付け(ラフテー)400円 おむすび 100円 ぜんざい400円
牧志第一公設市場(まきしだいいちこうせついちば)
沖縄県那覇市松尾2-10-1
9~20時(2階は19時まで)
定休日:第4日曜(鮮魚店は第2・4・5日曜休み)
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コメント
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生ウニは、この時期に訪れた人の特権。
天候にも恵まれ景色も堪能いただけたと思うので、オススメした私としても
ホッとしました。
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同行者も喜んでいました。
本当にありがとうございました。
今後も色々な情報を交換できれば嬉しいです。
よろしくお願いします。