「美の庵」で美味しいうどんを食べた後。
「すし健」の出店(寿司売り場)を覗いてみようかなと思い道路の向こうに目をやると、「乾物」等と書かれた幟旗を発見。
あんなところに乾物屋があったかなぁと思い、信号を渡って「すし健」に寄った後、行ってみました。
※外観撮り忘れにつき、「hakos」より拝借。
お店の名前は『まるじゅう』と言うみたいです。
近所にある「古江のリチャード」のお陰で、鰹節や昆布から出汁を取ることを覚え、乾物にも興味を持つようになった僕。
品揃えなどが気になりますので、早速中に入ってみましょう。
膝より少し高いくらいの台に、ひじき・青海苔・魚粉・塩昆布などが陳列されていて、これはなかなか良さそうなラインナップ。
よく見るとお醤油などの販売もされていました。
昆布や鰹も各種揃っていて、目移りしちゃいますね。
お店の方に話を聞くと、愛友市場から移転してきたそうで、以前は「まるびや」とバス通り沿いの八百屋の間にあったとの事。
そう言われてみると、あったような気もします。
さて今回は、三輪素麺を購入してみました。
裏を見ると製造者がここになっていたので作っているのかと尋ねたところ、奈良県で作られた素麺で、三輪の素麺は旨いと思うと熱のこもった説明をしてくださいました。
調べてみると、奈良県桜井市三輪が素麺発祥の地と呼ばれており、三輪素麺組合指定の原料粉を用いて指定地域で製麺し、組合の検査に合格したものが三輪素麺を名乗れるとの事。
その証として、素麺をまとめている帯に鳥居の印が入っているんだそうです。
買った素麺を見ると、確かに黒い帯に金の鳥居印が。
これはランクで言うと「三輪の誉」と呼ばれる商品で、この他には神杉(かみすぎ)・緒環(おだまき)・端垣(みずがき)の3つが上位ランクとしてあるようです。
違いは、太さと熟成期間でしょうか。
自宅に戻り、早速、夕食でいただいてみました。
出汁は出汁パックといりこで取り、具材は細切り昆布(こんぶジェンヌ)・青ねぎ・千切った梅干という布陣。
我ながら、なかなか旨いにゅうめんだったと思います。
素麺自体は少し短め。
熱いツユの中でもなかなか伸びそうにないコシが感じられ、いつも食べてる揖保の糸よりも旨いと感じました。
ざっくばらんとしたご夫婦がされている乾物専門店『まるじゅう』。
乾物にご興味をお持ちの方は、一度立ち寄られてみてはいかがでしょうか。
(2014.6)
■お店のデータ
まるじゅう
広島市中区東白島町7-1
0822235008
9:00~18:00
定休日:日・祝
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