先日、勤め先に某新聞社(全国紙だ!)の営業の方が来られた。
アポなしで突然だった。
「○○新聞の者です。このビルの皆さんにお話を伺っています。」
8割方は営業だと思ったけど、残りの2割は別の可能性を考えたので、僕が対応に出た。
やたらとペコペコする人で、ちょっとおネエ系。
ま、そんなことはどうでも良くて、結局は社または個人で3ヶ月だけ新聞を取ってくれないか、という営業だった。
とても忙しい時だったので、対応もそこそこにどうやって断ろうかと思ったのが正直な気持ち。
「社では経費削減の折、新聞は取らないことになっている。」(本当は取っているけど)とか、「僕は御社の新聞は売店で買うので家では取らないんですよ。」(これは本当。記事次第ですが。)とか、やんわりと断り続けた。
彼はなかなか熱心な(?)タイプのようで、何か付け入る隙がないかと色々な理屈で攻めてくる。
その内、社で取らせるのは諦めたようで、僕個人をメインターゲットにし始めた(というか、最初からそのつもりだったんだろうなと感じた)。
何回かのやり取りの後、「売店で買っていますと言ってるじゃないですか。
御社の売り上げになるんですからそれで良いですよね?」と強めに言ってみた。
その直後に彼が言った言葉がこれ。
「それじゃぁ困るんですぅ。私の成績にならないんですよぅ。お願いしますぅ、3ヶ月だけ取ってください!」
はぁ。。。
そりゃないよ(苦笑)。
苦し紛れに言ったのかもしれないけど、そりゃないわ。
おネエ系全開でお願いされた事はさておいて、そんな風に自分の都合を押し付けられても困る。
僕は何とか断り続けて、ようやく退散する気になってくれた。
去り際に「これをどうぞ」とボールペンを差し出されたが、受け取らず。
「あ、そんなんじゃありませんから。」と言って、机の上に置いて帰られた。
パーソナリティをすぐに変えるのは難しいと思うけど、もう少し攻め方を練ってから来て欲しい。久々の訪問営業を受けてそう思った。
今のままでは「しつこさ」と「おネエ系」という印象しか残らない。
社で取らない、個人では売店で買ってくれている(営業マン個人の成績ではないが、れっきとしたお客である)。
そんな状況なら「不動産という大きな商品を扱ってらっしゃるわけですから、部下の方への教育にも力を入れてらっしゃるんでしょうね。」とか言って、若手に取らせる営業に切り替えるとか、作戦はあると思うんだけどな。
営業は言葉の反射神経を鍛えていないとダメ。
反射神経が鈍いと、その場に適した言葉が、知っていても、出てこない。
センスの良し悪しが影響するのは若手の頃だけ。
場数を踏み、反省を次に生かす準備をして実践すれば、誰だって必ず反射神経は鋭くなる(ならない人は考えて行動してないだけだろう)。
それを怠っていると、某国のトップみたいに「いやぁ、疎くて。」なんていう言葉が出てくるのだ。
そういう僕はというと、口が立つほうではないので、きっちり事前準備して営業に望む。
でもプライベートでは油断しているので、ダメダメのカミカミになっちゃうんだよなぁ。ま、仕事の時はできている(はず)という事で、良しとさせて下さい(笑)。
コメント
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「言葉の反射神経」ってめちゃ分かります!
今回の記事、めちゃ良い内容ですね~
僕、普段、人と会話せずに仕事してるので、
「言葉の反射神経」がにぶいんですよね~・・・
頭の回転が遅いというか・・・
昔に、よく外に出てた頃は、
頭の回転が早くて、
臨機応変に、的確な、会話のキャッチボールが出来てたんですけど、
今は全然ダメですね~××
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ありがとうございます。
たまにはこんな記事も書くんですよ(笑)。
言葉の反射神経って意識してないとすぐに錆びてしまいます。
僕なんか年末年始やGW休み明けはグダグダですよ(笑)。