新築マンションを購入すると引渡しの1~2ヶ月前に「内覧会」という一大イベントがあります。
内覧会では購入した住戸との初めての対面する方がほとんどです。
多くの方が購入住戸とは違うタイプのモデルルームとパンフレットの間取り図だけを頼りに購入していますので、「イメージ通りの部屋かどうか」「明るさや騒音はどのくらいだろうか」など、期待と不安が入り混じった気持ちで内覧会に参加されます。
内覧会ではお部屋の設備機器のカンタンな取扱説明や駐車場などの共用部分の見学、そして購入住戸の点検等をしていただきます。
窓を開ける時に引っかかるような感触はないか?
扉のたてつけは悪くないか?
キズや汚れはないか?
などを建設会社の方と一緒になって見ていきます。
お客様によっては専門家に同行してもらいチェックをして依頼される方もいらっしゃいます。
どこまで(どのレベルまで)指摘したら良いの?と良く聞かれます。
人によって気になるレベルが異なりますので、キズ一つとっても「別にいいじゃないこの位。」という方もいれば「直して欲しい。」という方もいらっしゃいます。
基本的には、気になるものは全て指摘をするというスタンスで望んでください。
※指摘された項目は全て直すという対応が一般的ですし。
中には、「新築なのにどうしてキズや汚れが付いているんだ!おかしいじゃないか!」と憤慨されるお客様もいらっしゃいます。
新築=無傷。
そんな考え方が当たり前かもしれません。
車でも新車には傷が付いていないのが当然という風潮ですし。
しかし、中には居た堪れないほどに、建設現場の方を非難するお客様もいらっしゃいます。
言い訳をするつもりはないのですが、タイトルにもあるように「住宅は究極の手作り商品」なんです。
鉄筋を組むのも、壁紙を貼るのも、キッチンを取り付けるのも全て職人さんたちが手作業で行います。
それぞれの部資材は工業製品かもしれません。
でもそれを取り付けるのは人の手なんです。
手作業で作られるという点では、パティシエによって作られるケーキと同じかもしれません。
キズや汚れを付けたくて付けている人は誰もいません。
職人さんが無傷で張った壁紙を、床を張る職人さんが無意識の内に傷つけたり汚したりすることはあります。
多くの人が出入りしますので、その時に付いたキズ・汚れが売主や施工会社のチェックの目を逃れてしまう事も時々あります。
それが建設現場の現実なんです。
売主も建設現場の方々も目指す理想はキズ・汚れ0です。
が、0にしたくても0にならない現実がある中で最善の努力はされています。
僕自身は、売り手と買い手の間に立って中立的な立場で物事を処理するのが仕事です。
最近、目に余る買主様が増えてきている事を危惧しています。
ですので、今回は売主&建設現場側の気持ちを書き綴ってみました。
読む人によっては、「言い訳すんなよ!」という反応なんでしょうが。
ま、不動産営業マンの独り言ですよ。。。
「あーあー、分かってくれとは言わないがぁー♪」
「住宅は究極の手作り商品」なんですよー。
コメント
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お客様は神様です
だけれども
唯一絶対ではありません
現実を知らないから
時折、理不尽なご意見があります
販売員、営業担当者の
本当の役割は
事実をきちんと説明すること
顧客教育も
サービス業界の
大切な役目です
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誤解を恐れずに言います。
僕にとってはお客様は神様ではありません。
そう思い過ぎるとダメではないか?
詳しい論は別の機会に。
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是非語りましょう♪
日本酒の会で
…は難しいですかね(笑)
メインは日本酒ですし
私個人では、
お客様は
自分を映す鏡だと
考えてます☆
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飲むのに忙しくて話が出来ないかも(笑)。
なので、近々ブログにアップします。