横川の「豚鳥」で開催されたイベントにて、初めて味わった『山椒魚』の料理。
穏やかながらも、心躍るスパイス感に随分とお酒がすすんだものです。
今回は、2017年12月にオープンされた実店舗に伺い、1時間ほどではありますが『山椒魚』ワールドの一端を味わって参りました。
お店の場所は、広島電鉄江波線の線路沿い。
平和大通りより少し北。
ビルの一階にある入口は、何屋さんか分からないほど最小限の装飾です。
さながら、洞窟のように薄暗い店内。
カラーの漆喰を使った壁面や少し厚みのある床材的な木を流用したカウンター。
手作り感と優しさが同居する空間です。
お店の切り盛りは3人の男女で。
その内おふたりは、「豚鳥」でお見かけした方でした。
メニューです。
※こういうポテッとした字、いいですね。
食べ物は日替りなのかな?
「セビーチェ」や「フェスグリーク」といった聴きなれない言葉がありますけど、お店の方に聞きながらオーダーすれば問題ありません。
数品注文した中で最初に出てきたのは、モモ。
確かネパールの蒸し餃子だったでしょうか。
福屋の裏にあった「ヒマラヤキッチン」で食べて以来です。
やや厚めの皮。
ツルッとしているけど食べ応えがある皮です。
中身は、ほぼ肉なんですね。
クミンを感じる穏やかなソースは、後からピリリと。
これはさすがの旨さ。
たんぽぽとマッシュルームのサラダ。
食用たんぽぽの葉っぱ、スライスされたマッシュルーム、素揚げしてあるパクチーの根っこ。
これらを粉チーズとオイルがまとめ上げた一品。
たんぽぽからは苦味が感じられ、何だか体が喜んでいる様子。
パクチー嫌いなんですけど、根っこにトライ。
ほんのりと香るパクチー。
この位なら大丈夫(笑
この世に食べられるパクチーがあることが分かったのは収穫でした。
菜の花とホタルイカのアヒージョ。
春らしい食材の組み合わせ。
きちんと火が通っているのにレア感があるホタルイカ。
これは日本酒と合わせましょう。
フレッシュでジューシーかなと思い注文した秋鹿。
開栓から時間が経っているので、こぢんまり感は否めませんが、それも出会いのひとつでしょう。
鰹たたきセビーチェ。
調べてみると、セビーチェとは魚介と野菜と果物のマリネのことらしく、南米の料理なんですって。
鰹の旨味とパクチーの香り、柑橘系の酸味が印象的な一品でして、さわやかに旨いですね。
この辺りでお酒をぬる燗にチェンジ。
滋賀県の大治郎。
飲んだことがなかったので。
お米の香りと味わいが柔らかく膨らんでいて、口当たりがいいですね。
スペックとしては山廃なんですけど、らしさは無し。
言われても山廃とは思わないでしょう。
本日最後の料理は、海老と春雨のあたたかいピリ辛サラダ。
くっきりとしたお酢の酸味と唐辛子の辛さ。
唐辛子を酢に漬け込んで使ってるのかなと思いきや、即興で漬け込んだとのこと。
この二つがとても馴染んでいたので、ちょっと驚きでした。
『山椒魚』は、素材もいいしスパイス感も楽しい。
でも僕がそれ以外に注目したいのは、油の旨さ。
サラダやアヒージョに使われているオイルが旨いんですよ。
ちょっと味わった事のない世界が、割と気軽に体験できる店。
オススメです。
ごちそうさまでした!!!!
(2018.4)
■お店のデータ
山椒魚
広島市中区土橋町4-19
0822329839
15:00~20:30
※金・土は~21:30
定休日:月曜日
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コメント
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ここ、私も伺いました。
ここのポテサラは独特で絶対お家では
マネできないお味で脱帽。
私も春雨のサラダいただきましたが
ピリ辛でパンチのあるお味でした~
スパイスの世界は奥深いですね~
そして・・・3時開店という・・・
昼のみにはありがたい、笑
そして5時までねばってからの
突き出しをいただくという、爆!
クミンのお出汁は衝撃でした~
ぜひお次はレモンサワーとクリりラムのハイボール
お召し上がりください
特にレモンサワーは自家製で、
とっても美味しかったですよヽ(^。^)ノ
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コメントありがとうございます!
昼酒派なんですね〜
何だか意外(笑
ここは、どれを取っても非日常的な料理で、食べていて楽しいんですよ。
ポテサラは食べてないので、次行ったら注文してみます。
レモンサワーも。