1年振りの訪問は、勤め先の新年会で。
前回訪問も1月でしたが、すでに節分バージョンの内容でした。
今回はお正月バージョンの時期で、どんな料理が出てくるのか楽しみです。
ランチョンマット代わりの敷物。
羊がカワイイ(笑)。
さて、一品目。
羊を模した一品で、顔の部分は大根、ウールを現しているのがメレンゲです。
実際に食べてみると、出汁をしっかりと含んだ大根は、さっくり割れてホッコリとした旨さ。
メレンゲ自体には味はついていませんが、器の底に敷かれている煮汁のあんと一緒に食べると、黒胡椒でパンチを出したあんとふわふわのメレンゲの食感が面白い一品です。
今回も初手から唸らせてくれますねぇ。
続いては、前菜盛り合わせ。
シシマイがカワイイ(笑)。
20種類以上の食材を使って、多くの酒肴を盛り合わせてくれています。
特に良かったのは、出汁を含ませた魚介のすり身の焼き物。
これ、旨いなぁ。
海老しんじょの吸い物。
昨年同様に椎茸の出汁を利かせていて、変わらぬ旨さが嬉しいですし、中休みに丁度良いタイミングでの汁物でした。
蝦夷鹿の生ハム。
蝦夷鹿だけ食べると、臭みのないさっぱりとした赤身の旨さが感じられて、塩梅は少し強め。
このハムにカシスソースが掛けられていて、りんごを巻いて食べるんですが、強めの塩気とのバランスはなかなか絶妙ではないでしょうか。
一口カルボナーラ。
濃厚なチーズの香りが立ち上がってきますが、食べてみると案外さっぱりでした。
甘鯛と行者にんにく味噌のほうば焼き。
磯の香りぷわんと。
行者ニンニクはあまり存在感ありませんでしたが、甘めの味噌と辛い石鎚が合いますねぇ。
羊のソーセージ。
赤ワインベースのソースに、マスタード。
これは癖があるかなと思い、竹鶴のぬる燗と合わせましたが、案外とさっぱりした仕上がり。
僕には物足りませんでしたが、羊を初めて食べるメンバーが美味しいと食べていましたので、そういう意味では狙い通りなんでしょうね。
ご飯物は卵雑炊。
シラスとコノワタの炒めたのが添えられています。
舌にも胃にも優しい味わい。
ホッとするなぁ。
デザートには抹茶アイスなど。
昨年のコースだと、大皿料理が2品出てきていたんですが、今回は提供無し。
僕個人的な思いを書くと、これは英断だったのではないかと思います。
出来立ての大皿料理は嬉しいんですが、その他の料理とのクオリティに少し差があり、折角の「流れ」を止めていたように感じていました。
今回は、最初から最後まで良い流れで、満足度も高かったです。
料金を変えずに大皿料理を減らしたので、満腹感優先の客層からは色々言われるかもしれません。
しかし、このお店に訪れる客層はそのような趣向の方々ばかりではないはずですし、きっと理解されると思います。
ごちそうさまでした!!!
(2015.1)
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