この夏、南区段原にオープンした「かけはし」というラーメン店。
鶏白湯スープのラーメンやアジアンヌードルを提供されるお店で、仲間内ではなかなか良い評判。
僕もその内、行ってみようと思っています。
今回訪れたのは、その母体となっている串焼の『かけはし』。
中区堀川町の仏壇通りにお店を構えてらっしゃいます。
こちらは宮崎地鶏を扱うお店で、刺身や串が旨いとの事。
さてさて、どんな感じだったでしょうか。
入口の引戸を開けて中に入ってみると、店内はこれまたオシャレな雰囲気。
おじ様方オンリーというよりも女性を伴って伺うのが似合いそうです。
注文はアラカルトで、評判の鶏の刺身や数本の串を中心に注文し、そこに思い思いの日本酒を合わせてみました。
まずは、つき出しの山芋となめこの黄身おろし和えです。
酢が強い出汁醤油が掛けられており、スターターとしてはまずまずの感じ。
横に移っているのは、錫でできたビールグラスです。
こういうグラスで飲むと、ちょっとリッチな気分が出て良いですね。
続いては、鶏の刺身の盛り合わせ。
色合いがキレイな設えですね。
こちらは6点盛りで、ラディッシュの薄切りの下にあるのは、炙った胸肉。
その右上の丸い器に入っているのは、ボイルした鶏皮をポン酢で。
シソの葉が敷かれているのは炙ったせせり。
その左の赤いのは生の砂ずりと細く刻んだとさかです。
写真では見え難いですが、紫の花の下には炙ったもも肉が隠されています。
いずれの品もさらりと品良い旨さ。
特に良かったのは、繊維質な食感でこりこりとしたとさかと、噛めば噛むほどらしい旨味が味わえる砂ずりの2つでした。
にんにくの丸揚げは、湾曲した赤い器に上から振り掛けた塩の白さが映える一皿。
少しだけ芯を残す揚げ具合で、にんにく好きの僕たち夫婦には嬉しい品です。
串を少々。
右から、宮崎地鶏のもも肉・ねぎま・鶏皮をいずれも塩で。
つくねは、塩とタレで。
右二本がレバーで、左の一本は親鳥のもも肉。
これらはタレ焼きでいただきました。
もも肉は特に感想はありませんが、しっかりと火を通したレバーは臭みも無く軽いコクが旨かったです。
つくねは塩だとゴマ油が強く感じましたが、甘さを抑えてキリッと仕上げたタレで食べる方が好みかなと。
ちなみに、飲んだ日本酒は、龍の尾特別純米原酒と新政のNo.6の2杯。
龍の尾は、甘さがベースにありながらも、渋みや辛さで切れを出すタイプのお酒。
ほんのりとフルーティな香りも立ちます。
このお酒を醸しているのは男自慢酒造という男臭い名前の蔵ですが、女性に受けそうな酒質だなと感じました。
もう一杯の新政は久し振りに飲んだんですが、ライチにも似た果実味と苦味が並行する味わいで、個人的には好きな部類でした。
鶏スープも注文してみました。
生姜を効かせた濃厚な鶏スープで、油脂も多目です。
これをベースに、元ダレ効かせてラーメンにしたら旨いだろうなと、思わず想像してしまいました(苦笑
この日はこの位で切り上げましたが、お代が予想以上の高さ。
メニューを見た時点で串のお値段が高いことは分かっていましたが、読みが甘かったようです。。。
次は、ラーメンの「かけはし」に行ってみたいと思います。
ごちそうさまでした!!
(2014.9)
■お店のデータ
かけはし
広島市中区堀川町1-14
0822473580
17:30~24:00
定休日:日曜日
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