iPhoneのアプリに「sake note」と言うのがあり、飲んだ日本酒の写真とコメントを保存できる機能や保存した内容をツイッターやフェイスブックでシェア出来る機能がある。
このアプリのツイッターアカウント(@sakenote2012)が、皆がシェアした内容をリツイートしてくれるのだが、これがなかなか面白い。
広島では手に入らない酒の感想がタイムラインに流れてきて、とても興味深く読ませていただいている。
スマホユーザーでツイッターやフェイスブックをされている方は、ぜひとも試してみて欲しい。
参考までに公式サイトへのリンクを貼り付けておく。
(評価は、なし~★★★★★まで。あくまでも、個人の主観による評価である。)
◼️白鴻 四段仕込純米 赤ラベル ★★★
呉市安浦町 盛川酒造 1,800ml 2,625円 石川酒店@西区古江西町
どうやら蔵についての詳しい記述は過去に書いていないようだが、2011年12月や2012年8月の記事で少し触れているようなので、参考にしていただきたい。
さて本酒は、石川酒店で「ちょっと面白い」と勧められて購入。
まずは常温で試してみると、ボリューム感のある甘さに加えてやや酸味が感じられる。
フルーツと言うよりも、砂糖っぽい甘さだろうか。
仕舞いには辛さを感じるが、最後の最後には甘さが口の中に残る感じだ。
冷やして飲んでみると、甘さが長い周期でじぃんと感じられ最後まで残る。
冷たいと少しべとつく感じだ。
一升瓶を四号瓶二本に分けて、常温と冷蔵で保管し、二週間程楽しんでみたが、大きな印象は既述部分と変わらず。
しかし、常温保存の方は次第に辛さが目立つ味わいになり、最終的には日本酒度マイナス9とは思えない辛口の酒になった。
◼️天恵楽 純米 ★★★
新潟県上越市 よしかわ杜氏の郷 720ml 1,155円 物産展@福屋八丁堀店で購入
「よしかわ杜氏の郷」とは珍しい名前だなと思い調べてみると、当蔵は2000年に設立された酒蔵で、第三セクターとの事。
しかも道の駅に隣接して蔵があるそうだ。
先月訪れた「奥出雲酒造」も第三セクターで道の駅を運営している。
という事は、「奥出雲酒造」と同じ経緯で第三セクターにしたのかもしれない。
さて本酒は、福屋八丁堀店で行われていた長野・新潟物産展で見かけて購入。
最初にふっくらした米の旨味が感じられ、軽い辛苦が流す感じ。
新潟と言うと、「上善水如」を筆頭にさらりとした酒質をイメージしがちだが、本酒はそこそこ旨味の乗った酒だった。
◼️福正宗 黒麹仕込 完熟純米辛口 ★★★
石川県金沢市 福光屋 300ml 399円 東急ハンズ@中区八丁堀
「福光屋(ふくみつや)」のある石川県金沢市には、旨いと評判の鮨屋「小松弥助」があり、そんな理由から、一度は訪れたい街だと思っている。
さて、自分の行動範囲内で手に入る「福光屋」の酒と言うと、加賀鳶や黒帯、百々登勢(ももとせ)などがあり、そこそこ馴染みのある蔵だ。
本酒と出会ったのは、東急ハンズの父の日コーナー。
狙って訪れたのではなく、暑かったので涼みに入ったところ、黒麹仕込みの本酒と出会い、「これも運命よの」と思い購入した次第。
旨味はそう目立たないが、酸でさっぱりと飲ませるタイプだ。
味わいとしては、やや辛口。
黒麹仕込と言えば、福岡県の池亀を思い出す。
果実味を伴う酸味が特徴の池亀とは、酸の質は違えど、どちらも好みの酒である。
◼️菊文明 純米にごり ★★★
庄原市 北村醸造場 720ml 1,000円 イベントで購入
蔵については2013年3月の記事を参照の事。
本酒は、友人がフラワーフェスティバルの日本酒コーナーで見つけ、買い置きしてくれたため入手できた。
感謝。
にごり酒は、放置しておくとにごり部分が沈殿し、上澄みと分離する。
今回はその特性を生かして、上澄みだけを飲んでみた。
上澄みは少し酸が効いており、さっぱりした旨さがある。
仕舞は少し甘く、この酒はなかなか旨いと感じた。
混ぜて飲むと、上澄みに濁りのコクが加わって、少しクドく感じる。
僕には少し重たく感じるが、それは好みが変わってきたからに過ぎず、一般的には旨いにごり酒と言う評価で問題ない。
◼️天狗舞 超辛純米 ★★
石川県 車多酒造 720ml 1,208円 石川酒店@西区古江西町
蔵については、2012年2月の記事を参照の事。
本酒は、石川酒店に寄った際、天狗舞の夏酒なんて見た事ないなと思い、購入した次第。
瓶口から立ち上がってくるのは、酸味と旨味のありそうな香りだ。
実際に飲んでみると、さらりとした旨味に軽い苦味を伴う味わいだった。
温度が上がってくるとアルコール感が増し、全般的に嫌味を感じ始める。
個人的には、少し残念な印象だった。
◼️月山の酒蔵 純米酒 ★★★
山形県寒河江市 月山酒造 720ml 980円
本種を醸す「月山酒造(がっさんしゅぞう)」は、設樂酒造店・鈴木酒造・八幡屋酒造店の3社が1972年(昭和49年)に設立した会社である。
蔵の公式サイトによると、『代表銘柄「銀嶺月山」を中心に、それぞれの蔵元で醸される地元銘柄「一声」「豊龍」「白菊」を販売し』とある。
当蔵には、一声蔵、豊龍蔵と銘柄名を冠した蔵があり、それぞれがそれぞれの酒を醸しているような印象だ。
少し調べを進めてみると、「共同瓶詰めによる合理化と品質向上のため」設立したとの記述を発見。
詳細は分からないが、「共同」にする事で規模のメリットがあると言う事なのだろうか。
また当蔵は、2009年からアラブ首長国連邦(UAE)に輸出するなど、販路拡大のための取り組みもされているそうだ。
さて本酒は、夕食の材料を買いに訪れたユアーズで見つけて購入。
少しだけ冷やして開栓してみると、瓶口からは、酸味があってさらっと旨そうな香りが感じられる。
実際に飲んでみると、ほんのりと甘みを帯びた味わいで、酸味と辛味がそれを流していく感じだ。
常温では優しい甘みが心地良い。
1,000円以下で財布にも優しいが、味の方もまずまずだと感じた。
なお、ユアーズでは秋田県の太平山を980円で購入した事があるが、値段を考えると悪くない酒だった。
他にも同じ価格帯の酒があるので、機会を作って飲んでみようと思う。
◼️超群 純米 ★★★
庄原市東城町 生熊酒造 720ml 1,396円 天満屋アルパーク店@西区草津新町
本酒を醸す「生熊酒造(いくましゅぞう)」は、1865年(慶応元年)の創業。
杜氏歴50年を超えるベテラン杜氏が酒を醸していたが、2009年から若い杜氏に変わったようだ。
蔵のブログは杜氏の奥様が書かれているようで、どことなくほのぼのした雰囲気が伝わってくる。
本酒は、リニューアルされた天満屋アルパーク店の酒売り場視察の際に見つけて購入。
開栓直後の一杯目はコメの旨味がドン!と感じられたが、二杯目は、酸でさっぱりしながらも、旨苦辛がしんなりと感じられる。
香りは穏やかな部類。
常温では果実的な酸が前に出て来て、少しスレンダーな印象を持った。
なかなか旨い酒だとは思うが、あと150円でも安ければ文句の付け所がないのだが。
なお余談ではあるが、フィリピンには超群という名の中国料理チェーン店があるそうだ。
おそらくは、無関係だと思われる。
■その他の日本酒に関する記事はこちらからご覧いただけます。
コメント
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
その天狗舞の色違いの純米大吟醸、山田で買いました。まだ飲んでないけど。
純米大吟醸の安いのがあると買いたくなる笑
今まで安めの純米大吟醸で好きなのは「梵」のGOLD無濾。パッケージに惹かれました。もっと安い「獺祭」の50はそこまで美味しいと感じなかったな。なんかうっすらとにごり酒風味がしたような。最近、福屋に大量にあった「獺祭」の50の一升瓶がなくなったから品薄になるのかな。酒は安いうちに飲め?笑
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
ジジさんは、純米大吟醸好きでしたか!
梵のGOLDは、安くて旨いですねぇ。僕も好きな酒です。
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
純米大吟醸が好きかと言われるとまだ日本酒歴が短いのでよく分かりません笑
日本酒の最上級のイメージで飲んでみようかと手を伸ばす感じで。
最近美味しいと感じたのは、銘柄はよく分からなかったけど、楽車で飲んだ「醸し人九平治」の純米吟醸。
ちなみに今気になってる酒は三重県の「作(ざく)」。広島で売ってるとこあるかな~