※2016.5業態変更し、十日市に移転→閉店
僕が日本酒にのめり込むきっかけを作ってくれたのが、ここ猫屋町「kanpai」のマスターだ。
初めてこのお店を訪れたのは2009年の5月。
流川から現在地に移転されたばかりの頃だった。
オープン記念の生ビール1杯サービスに魅かれて訪れたのは、ここだけの話。
その時に飲んだ「而今」うすにごりや「王禄」超辛純米直汲のインパクトとマスターによる日本酒トークによって、この道に引きずりこまれたようなものだ(苦笑
その後も秋鹿・悦凱陣・奥播磨・十四代99BYなど、色々なお酒を教えていただいた。
僕の日本酒の師匠だ。
さて、そんな話はさておき、お店のレポートを(笑
まずは生ビール。
付出しは油揚げと小松菜のお浸し。
ここの生ビールは程よく炭酸を抜く注ぎ方で、ごくごくと飲み干せるのが特徴。
ビールをグラスに一気に注いだら、しばし放置。数分後、泡を足したものが出てくる。
付出しはいつも感心する旨さ。
この度は小松菜の味の濃さに、しばしうっとり。
メールマガジンでオススメと書いてあったシャコとイイダコを注文。
こんなに身がガッシリ詰まったシャコって初めて。
シャコの背中の殻を吸うと旨いエキスが出てきてとても旨かった。
イイダコも頭の中に子がびっしり。
刺身は赤貝とヨコワマグロ。
僕はマグロはトロよりも赤身が好きで、ヨコワもサッパリ食べられるので好物の一つ。
この他には、ポテトサラダやキムチ、舌平目のバター焼き等を注文したが、いずれも大満足だった。
あ、そうそう。
飲んだ日本酒はこの3杯。
山口県は永山本家酒造場の「貴」純米無ろ過生原酒
無ろ過生原酒らしい味わいが、口に入ってから喉を通り過ぎた後まで感じられる。
僕好みの1杯だ。旨いなぁ。
続いて三重県は木屋正酒造の「而今」特別純米無ろ過生
口に入れた瞬間の華やかな香りが印象的。
でもそれ以降は香りも味も平坦。
マスターは好みと言っていたが、僕はそうでもないと思った。
最後、島根県は王禄酒造の「王禄」無ろ過直汲。
精米歩合が80%の王禄は初めて見たなぁ。
王禄特有の後味の酸味をなくしたような飲み口ですこしベタッと感じる。
旨い酒だけど僕には少しくどく感じた。
最後に1階のワインショップの話になり、最近ツイッターで良く見かける「四恩醸造」の事を聞いてみたら、1本だけあるよといってハーフボトルが出てきた。
さすがにもう飲めないので購入して家で保管中。
ローズ2008の赤だったかな。
この日は肉類は頼んでいないが、ここの鶏肉は絶品。
何といっても香りが違う。
他にも旨いものがたくさん。
このお店にはもっと繁盛してもらって長くお店を続けて欲しいと思う。
今回も美味しかった。
ごちそうさまでした!!!!
※マスターはワインショップだけで生計を立てたいと言われていたが、そうはさせないぞ(笑)。目の黒い内は、kanpaiを続けてもらわなくては。
(2010.4)
■お店のデータ
kanpai
広島市中区猫屋町4-4
0822915887
18~23時
定休日:日曜日
■Kanpaiの訪問記
・kanpai2(2010.9)
・kanpai3(2010.12)
・kanpai4(2011.2)
・kanpai5(2011.8)
・kanpai6(2011.12)
・kanpai7(2012.5)
・kanpai8(2013.4)
・kanpai9(2013.5)
・kanpai10(2013.12)
・kanpai11(2014.6)
・kanpai12(2016.3)
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