岡山出張の際に、行列が出来る洋食店『やまと』に行ってきました。
出発前に僕なりにランチ情報を仕入れての岡山出張で、「お昼何食べる?」の話題になった時にその情報を披露したものの、結局は上司推薦のお店に行く事になりました。
※情報をお寄せいただいた方、ありがとうございます。いつの日か、行ってみます!
お店の場所は、岡山シンフォニービルの南側でオランダ通り沿い。
住所で言うと北区表町に当たり、日本銀行岡山支店が近くにあります。
少し離れた場所に車を停めてお店に向かうと、何と店外に10名程度の待ち客がいるではありませんか。
30分ぐらい待つことを覚悟して並びましたが、20分ほどの待ち時間で入店することが出来ました。
店内はテーブル席が3~4卓にカウンター席が6席ほど。
悠然と調理をする厨房の男性3名(1名はまだ見習いっぽい)と多忙に接客する女性2名は、その動きが対照的で印象に残りました。
メニューです。
こちらのお店はデミカツ丼(メニュー名はかつ丼)と中華そばが二本柱との事。
双方とも小サイズでと思っていましたが、入店時に嗅いだ中華そばの香りが旨そうでしたのでかつ丼だけ小サイズで注文しました。
5分ほどで、かつ丼が先に登場。丼からはトマトの酸味が強そうな香りが立ち上がってきます。
実際に食べてみると、揚げたてのカツは肉自体が旨く、脂身も甘い!これはなかなか旨いカツですよ。
ドミグラスソースは、もったりとした舌触りでトマトの酸味が立ったタイプ。
味自体は濃いわけではありませんが後に残るため、普通サイズで食べるとしつこく感じられるかもしれません。
かつ丼を半分ほど食べたタイミングで、中華そばが登場。
こちらは、鰹と思われる香りがブンブン立ち上がってくるタイプ。
具材はチャーシュー・もやし・メンマ・青ネギで、麺はスープに隠れてほとんど見えません。
まずはレンゲでスープを飲んでみると、味わいは濃い目の豚骨醤油で鰹が利いています。
個人的には昆布と鯖も加わっているようなニュアンスを感じましたが、いかがでしょうか。
スープの濃度は、田方の「へんこつ」辺りといい勝負かなと。
麺は大和製麺と書かれた木箱から取り出した、細めの四角麺。
提供直後は加水が低いような印象を受けましたが、食べ進めていくうちに熱が通りプリッとした食感が出てきました。
具材ではチャーシューが特筆もので、厚く食べ応えがありなかなかの旨さ。
スープ表面に張るゼラチン、丼の底に残る骨粉、そして濃く旨味の多いスープ。
総じて、僕のツボにはまる仕上がりで、かなり気に入ってしまいました。
少し気になったのは、厨房の男性陣。
オープンで顔が見えるにも関わらず、接客の女性に対してまるで家庭内の如くブチブチ文句を言う様はいかがなものでしょうか。
家族3人がメインのお店と思われますが、お店の中は「外」である事をもっと意識した方が良いのではと感じました。
なお、接客に関してはバタバタしながらも丁寧で、常に先回りしようとする姿勢に好感が持てたことを付け加えておこうと思います。
ごちそうさまでした!!!
※中華そばを食べるように勧めていただいた皆さん、ありがとうございました!
(2013.1)
■お店のデータ
やまと
岡山市北区表町1-9-7
0862323944
11~15時
16~19時
定休日:火曜日
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