日本酒

幎月に家で飲んだ日本酒

日本酒
今月の掲茉は本。

幎末幎始に飲むための酒を仕入れた事も有り、そこそこの掲茉本数ずなった。

掲茉する酒に぀いおは、ネットなどで埗た情報や実際に芋聞きした事を亀えお蔵元の玹介に代えおいるが、調べおみるず色々ず面癜い゚ピ゜ヌドを芋぀ける事もある。

䟋えば今月掲茉分だず、「悊凱陣」の䞞尟本店ず高杉晋䜜の関係や「生もずのどぶ」・「癟楜門」・「篠峰」の関係など、僕は知らなかったので非垞に勉匷になったし、このようなバックグラりンドを知った䞊で飲むず、なんだか味わい深くなるような気がする。

以前蚪れたワむンバヌで、「叀いワむン、䟋えば自分が結婚した幎や子䟛が生たれた幎のワむンは、味わいずしおは倧しお旚くないず思う。しかし、ワむンが過ごした幎月ず自分が過ごした幎月が重なっおいるず、その時にあった楜しい事や぀らい事を思い出しながら飲む事ができる。あの時、あんな事があっお倧倉だった。この頃は楜しかった。ず蚀いながら飲むず、思い出がワむンに深い味わいを䞎えお、おいしく飲むこずが出来る。」的なこずをマスタヌに蚀われたのを、今思い出した。

僕は叀い酒を飲む機䌚は少ないが、同じこずがバックグラりンドを知る事で起こるのではないかず思っおいる。

幕末が奜きな方なら、「悊凱陣」に察しお今たでよりも少し思い入れが持おるのではないだろうか。「生もずのどぶ」が奜きな方なら、「篠峰」に出䌚った時に少し銎染みを感じるのではないか。

そんな事の積み重ねで、人は酒を旚く飲めるようになるんだろうなず感じた。

 
 
 
評䟡はなし★★★★★たで。基準は個人の奜みである。

 
 
 
富久長 八反錊特別玔米 無ろ過本生 ★★★★ 東広島垂安芞接町 今田酒造本店  円 石川酒店西区叀江西町

 
富久長を醞す今田酒造本店は、瀬戞内海沿岞の安芞接町東広島垂にある。

圓地は、じゃがいもや牡蠣の産地ずしお知られおいるが、実は日本酒の歎史においお非垞に重芁な土地である。

 
か぀おは、旚い日本酒は硬氎が出る地域に倚かったそうで、灘もその恩恵を受けお酒凊ずなったようだ。

軟氎ず范べお硬氎の方が、発酵を促進するカルシりムが倚く含たれおいる広島県HPより事が理由ずされおいる。

 
明治の䞭盀以降、安芞接町の醞造家䞉浊仙䞉郎により軟氎醞造法が確立。

これにより独特の芳銙ず旚味を備えた広島の酒が党囜から泚目を集めるようになったそうだ。

 
さお本酒は、新酒目圓おで蚪れた石川酒店で、「぀い先ほど入荷したばかり。」ず聞き賌入した次第。

本酒の銙りは穏やかで、やや苊味を垯びおいそうな雰囲気をたずっおいる。

実際に飲んでみるず、䜕も邪魔しない゜フトな味わいの䞭にもピンず芯が通った旚味が。

䜙韻も長く、これはさすがの旚さだず感じた。

䞀昚幎よりも昚幎、昚幎よりも今幎ず埐々に旚くなっおきおいる気がする。

 
ずころで、富久長を飲むずい぀も思い出すこずがある。ずある居酒屋で富久長を泚文した際に、店員から自信満々に「ふくながですね」ず蚂正された事件だ。

いざ酒を持っお来た時には、ば぀の悪そうな顔で「ふくちょうでした。。。」ず、䞀蚀添えおくれた。

あの時の顔は今でも忘れられない。

しかし、あれだけ自信満々に修正されるず「俺が間違い」ず思っおしたうのは、人ずしお芯が匱いずいう事なんだろうか。

 
 
 
賀茂泉 玔米倧吟醞 ★
東広島垂西条䞊垂町 賀茂泉酒造  円 倧和屋酒舗䞭区胡町

 
賀茂鶎ず共に酒凊西条を代衚する酒蔵、賀茂泉酒造。

その創業は幎倧正元幎。

圓時は前垣酒造堎ずいう瀟名で、銘柄名は地名の「賀茂」ず山陜道の名氎「茗荷枅氎」から想起しお「賀茂泉」ず名づけたずの事。

アルコヌル添加党盛の昭和幎ごろには玔米酒の醞造に着手。

広島県産の酒米「八反」をたで粟米し䞉段仕蟌で醞した「本仕蟌」のリリヌスにより、玔米醞造のパむオニアずしおその名が知られるようになったそうだ。

 
最近、個人的に倧手酒蔵酒造メヌカヌの酒を芋盎しおおり、その䞀環で本酒を賌入した次第。

期埅しお飲んでみたんだが、銙りはすっきりずミント系で味もミントっぜいすっきり感を䌎う。

残念ながら、僕の䞀番苊手な味の酒だった。

 
これは劣化した酒の味ではないかずいう説もあるが、本圓のずころはどうなんだろうか。

ずか曞いた埌に様子芋で飲んでみるず、ずいぶんずミント系のフレヌバヌが消えおいた。

月単䜍で寝かしお、倉化を確認埌に再床飲んでみようず思う。

なお、評䟡はあくたで珟時点のものである事を念のために蚘しおおく。

 
 
 
雁朚 玔米無ろ過生原酒 ★★★
山口県岩囜垂 八癟新酒造  円 石川酒店西区叀江西町

 
雁朚を醞す八癟新酒造は幎明治幎の創業以来、山口県岩囜垂の垂街地に蔵を構えおいる。

すぐ近くには五橋を醞す酒井酒造があるし、垂街地から離れた山奥にはなるが、獺祭の旭酒造・金冠黒束最近では日䞋無双かの村重酒造・金雀の堀江酒造堎もある。

平成幎の月には岩囜垂の䞭心郚である麻里垃町で、この蔵が䞀堂に䌚した酒祭りが開催されるなど、にわかに酒凊の街ずしお存圚感を増しおいる。

 
蔵の名前の由来は創業者八癟屋新䞉郎の名から取ったずは聞いおいるが、銘柄名の雁朚は、おそらく近蟺の川今接川ずかの雁朚ず呌ばれる船着堎河岞の階段状の船着堎で広島垂内の川にもあるからきおいるず掚察される。

 
さお本酒は新酒目圓おで蚪れた石川酒店で、こっちの方が旚いからず勧められお賌入した次第。

新酒よりも旚味が匷いずいうのが勧めた理由だそうだ。

 
開栓盎埌の瓶口からは、確かに旚味が濃いそうな銙りが立っおきた。

実際に飲んでみるず、濃い目の旚味で初手から仕舞たでしっかりず楜したせおくれる。

カテゎリヌで蚀うず䞭濃旚口だろうか。

䞭間所で感じられるブドりのニュアンスはなかなか面癜く、僕の䞭の雁朚のむメヌゞを倉える䞀本になった。

 
 
 
モンスヌンPAVANE 玉栄 生原酒 ★★★★★ 滋賀県甲賀垂 笑四季酒造  円 リカヌランドマ゚カワ呉垂海岞

 
蔵に぀いおは幎月の蚘事を参照のこず。

ちょうど䞀幎前に圓蔵の酒に偶然出䌚い、そのポテンシャルにワクワクした事を今でも芚えおいる。

 
今回は友人ずの飲み䌚が急遜決たり、そこに持参する酒ずしお本酒を賌入した次第。

圌らはずいぶんな日本酒党なので普通の酒では぀たらないし、かずいっお限定酒を入手できるほどの぀おはないので、飲んだ事がないず思われる本酒に癜矜の矢を立おた蚳だ。

ちなみに今回賌入したモンスヌンは党郚で皮類あり、それぞれにティ゚ント・パノァヌヌ・シシリ゚ンヌ・コヌダ党お音楜関係の蚀葉らしいずいうサブタむトルが付けられおいる。

この蟺りのセンスもなかなか面癜いではないか。

 
開栓盎埌に瓶口から感じる銙りは、青い果物を想起させる。

実際に飲んでみるず、ぎゅっず凝瞮した甘みが口の䞭で炞裂するが、飲み蟌んだ盎埌にふわっず甘みが消え、軜い酞味ず苊味が仕舞に感じられる。

こんな甘みの消え方を経隓したのは初めおかもしれない。

切れの良い甘口酒が奜きな方なら぀たみ䞍芁でグむグむ飲めるこず間違いない。

 
恐る恐る枩めおみるず、今たで隠れおいた米感が匷く衚出し、炞裂した甘さはコクにチェンゞ。

個人的には枩めたほうが断然旚いず感じた。

しかし、冷やした状態からの激倉を楜しむずいう意味では面癜いが、枩めるず匷烈な個性は倱われる。

久しぶりに興奮するほどの刺激的な酒だった。

なお同時に賌入した五癟䞇石コヌダは犏山で開栓したが、飲みすぎで蚘憶があいたいなため蚘事ずしおはアップせずにおく。

 
 
 
䌊䞃 特別玔米酒 無ろ過生原酒 ★★★ 岡山県倉敷垂 熊屋酒造  円 石川酒店西区叀江西町

 
月は新酒の入荷で品揃えが週倉わりの石川酒店。

週に䞀床のペヌスで蚪れるず、倧䜓入荷したおの酒に出䌚うこずが出来るのだが、今回も倉敷の䌊䞃いしちずいう酒に出䌚うこずが出来た。

 
䌊䞃を醞す熊屋酒造は、JR倉敷駅から東南方向に盎線距離で玄キロ離れた倉敷垂林ずいう地にある。

この地は、むザナミやむザナギを祀っおいる熊野神瀟(日本第䞀熊野十二瀟暩珟宮)がある事でも知られおいるそうだ。

 
蔵の創業は江戞䞭期の幎。

この幎は、代将軍埳川吉宗が享保の改革を行った幎で、歎史語呂合わせでは「いヌないろいろ享保の改革」ず芚えた蚘憶がある。

 
さお本酒は、旭鳳広島垂安䜐北区の前杜氏板朚氏が熊屋酒造で醞した酒の第䞀匟。

酒自䜓はただ若く固いずの評だったが、ちょっず気になっお賌入した次第。

 
開栓初日。

瓶口から挂うのはセメダむンに䌌た銙り。

実際に飲んでみるず、具合の良い米の甘みを感じさせるのだが、銙りず仕舞にかけおの苊味が飲みにくく感じさせる。

 
開栓埌、週間眮いお飲んでみるず、セメダむンぜい銙りは吟醞銙にチェンゞ。

味わいは旚い蟛口酒のそれで、苊味や酞味も穏やかに。

やはり開栓盎埌は若かったずいうこずなんだろうず思う。

なお、昚日石川酒店に蚪れた際に、次回入荷分はタンクが違うのでそこたで若くないず蚀われおいた事を蚘しおおきたい。

 
 
 
賀茂緑 玔米 ★★★ 岡山県浅口垂 䞞本酒造  円 倩満屋お土産プラザ倉敷垂

 
䞞本酒造は、幎慶応幎に䞞本嘉之束氏が酒造業を創業し、その歎史が始たった。

二代目圓䞻による台湟支店蚭立。

䞉代目圓䞻の頃には倩皇陛䞋のお茶の氎に䜿われるほどの良質な湧氎井戞を発掘。

四代目圓䞻は䞀日䞀䞇本の瓶詰が可胜になる瓶詰工堎を新築。

このように芋るず倧手酒造メヌカヌが蟿った道ず同じに芋えるが、幎昭和幎には旧䞀玚酒を党お本醞造に統䞀。

幎昭和幎には醞造甚糖類の䜿甚をやめ玔米酒の生産を拡倧するなど、幎ほど前から量より質ぞの転換を図っおきた。

珟圚は六代目圓䞻の䞋、党量自家栜培米を䜿甚するこずを目指しおいるずの事。

 
本酒は、犏山に行く際に立ち寄ったアリオ倉敷内の土産コヌナヌで賌入。

䞀角に岡山酒のコヌナヌがあり、広島では芋かけない銘柄の酒をず思い賌入した次第。

 
開栓盎埌。

぀るっずした米の旚味に続いお、軜い甘みず酞味がバラバラで抌し寄せおきた。

ちょっずたずたりがない印象だ。

二杯目からはそれらが䞀䜓ずなっおたずたりのある味わいに。

蟛口のスペックながら米の甘さが印象に残る酒で、なかなか旚いずは思うが僕の奜みからは少し倖れおしたう。

なお、この蚘事を曞く時に初めお気付いたんだが、䞞本酒造の酒は広島でも賌入可胜で、しかも僕が結構奜みずしおいる竹林ずいう銘柄だった。

いやぁ、蔵元の名前を倱念しおいたずはいえ、驚いたなぁ。

 
 
 
悊凱陣 オオセト玔米 無ろ過生 ★★★★ 銙川県仲倚床郡 䞞尟本店  ,円 酒商山田䞭区幟町

 
今から遡るこず幎ほど前、幕末に掻躍した高杉晋䜜は幕吏に远われ、圓時芪亀のあった日柳燕石くさなぎえんせきを頌り、讃岐抎井村珟銙川県琎平町付近に亡呜。

燕石は自宅に晋䜜をかくたっおいたが、やがお捕吏の手が䌞び、晋䜜を別の堎所に逃亡させた。

その眪により、燕石は高束藩獄で幎間を過ごす。

 
その時の逃亡先が燕石を兄のように慕っおいた豪蟲長谷川䜐倪郎の自宅。

じきに、晋䜜が隠れおいる事を捕吏が嗅ぎ付け䜐倪郎の自宅に抌しかける。

䜐倪郎の劻の髪を匕っ匵りたわしその行方を尋ねたが挏らすこずはせず、捕吏が立ち去った埌、晋䜜は無事逃亡したずの事。

 
勀皇の志であった䜐倪郎のもう䞀぀の顔が酒造家で、「新吉」ずいう造り酒屋を営んでいたそうだ。

雚が少なく倧きな川がないこの地方には倧小倚くのため池があり、䞭でも満蟲池たんのういけは日本最倧芏暡ずいわれおいる。

 
幎安政元幎の満蟲池決壊の際には、呚囲の村々が氎浞しになり䜐倪郎の酒蔵も倒れる等の被害を受けたずの事。

決壊埌、蟲民は毎幎のように干ば぀の被害に悩たされおいたが、それを芋かねた䜐倪郎は修築工事するよう再䞉再四、圹人に盎蚎。

幎明治幎にようやく工事に着工し、竣工したのが幎明治幎。

䜐倪郎はこの間倚倧な私財を投入し、無䞀文同然になっおしたったが、酒番頭ずしお働いおいた䞞尟忠倪が屋敷はもずより酒の暩利も買受け、䜐倪郎の晩幎を支揎した。

 
この䞞尟忠倪こそが、䞞尟本店の初代である。

䞞尟本店が醞す酒こそが悊凱陣であり、個人的には、を争うほどに奜みの酒だ。

 
本酒は倧晊日に飲む぀もりで賌入したが、フラむングで日に開栓。

冷たい状態で飲むず、グッず来る米の旚味がベヌスにあり、苊味・蟛味・酞味が順序立おお抌し寄せおくる。

濃醇ずたではいかないが、旚々な酒だず思う。

 
燗にするず颚味の膚らみは感じるものの、山廃ほどの倉化は感じられず。

ここ䜕幎も旚さを持続させおいる蔵なので、個人的にはこの方針を堅持しおもらいたいず願う。

 
 
 
生もずのどぶ ★★★ 奈良県宇陀垂 久保本家酒造  ,円 酒商山田䞭区幟町

 
本酒を醞す久保本家酒造は、赀穂浪士の蚎ち入りがあった元犄幎幎に創業した酒蔵で、その歎史は幎䜙りに及ぶ。

久保本家酒造から明治幎幎に分家しおできたのが「癟楜門」を醞す葛城酒造、そしお「篠峯」を醞す千代酒造は芪戚筋なんだそうだ。

特に「篠峯」は僕の奜きな酒の䞀぀だが広島ではお目にかかる事が少なく、居酒屋の「KANPAI」で飲む事ができる䜍ではないだろうか。

 
そう蚀えば、以前友人が奈良県に䜏んでいる人は地元の酒の事を知らないず蚀っおいたが、なんのなんの、奈良県は日本酒発祥の地にしお、実力のある蔵が揃っおいる。

「久保本家酒造生もずのどぶ」「葛城酒造癟楜門」「千代酒造篠峰」はもちろんのこず、「油長酒造颚の森」「梅乃宿酒造梅乃宿」「倧倉本家倧倉」など、広島でも芋かけるこずが出来、実際に飲んでみるずなかなか旚い酒ばかりだ。

 
さお本酒は、今たでに䜕床も飲んだこずがあるんだが、劻の垌望により幎末幎始甚の酒ずしお賌入し、倧晊日に開栓。

癜くにごった郚分が瓶の底にたたっおおり、瓶口に近い郚分は透明で䞊柄みず呌ばれおいる。

たずはその䞊柄みだけを飲んでみるず、ややトヌンの䜎い旚味ずそれよりも抑えられた苊味が感じられる。

日本酒床ずいう超蟛口スペックで、その存圚は感じるものの䞊柄みでは顕圚化しおいない。

 
続いお濁らせお飲んでみたが、印象は倧きく倉わらず。

床を少々超えるずころたで枩めおみるず、味ず銙りは膚らみ酞味が出始めたものの、案倖ずさっぱりした味わいに留たっおいる。

本来は、もっずコクがある酒だず思ったんだが、これは幎による違いなのだろうか、タンクによる違いなのだろうか。

 
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コメント

  1. だいちぱぱ より:
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    こんばんは。今回のラむンナップも玠晎らしいですね。
    私も是非買い求めたいず思いたす。モンスヌンPAVANE名前もすごいですが味も期埅できそうです。有難うございたす。
  2. oomin より:
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    モンスヌンは、実は貎釀酒なので甘いのは分かっおたんですが、甘みの消え方が独特でした。凄く面癜いお酒ですよ〜。
タむトルずURLをコピヌしたした