おひとり様

最近、仕事関係の飲み会が終わった後は一人で飲みに行く。

４月になってから３度の宴席があったが、２軒目はいずれもおひとり様だ。

別に、一匹狼を気取っているわけではない。
ダンディーな男を演じているわけでもない。
仲間はずれにされているわけでもない（多分）。
好きに飲みたいだけなんだ。

「みこし鶴一」「酒の巣」「善吉」。


↑「酒の巣」の看板写真。

一人飲みで訪れたお店は例外なく日本酒が良いお店。

日本酒のことが多少なりとも分かってくると日本酒と会話しながら飲むことが出来る。



「お、なかなか酸味が強いねぇ。そうかお前は山廃だったか。温めてあげようか？」とか。

「冷えたままだとあっさりだけど、常温に近づくと米の味が出てくるんだな。おい、ドキッとさせるなよ。」とか。



こうやって書いてみると何だかバカみたいだけど、これが結構楽しかったりする。



一人でいるとご店主が気を遣って話しかけてくれたりする。

そこで酒談義に花が咲くこともある。放っておいてくれる店だと携帯でツイッターを見たりする。



ワイワイと賑やかな店でおひとり様だと少しだけ寂しさも感じるが、静かな店だとそうでもない。

平日の酒の巣なんて一人飲みには最高の舞台。静寂の中で飲む日本酒は格別である。

気の置けない仲間との酒も良いがおひとり様も結構楽しい。

少しだけ飲み方の幅が広がった気がする今日この頃である。


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