今月のお酒
■龍勢 涼風生生
■白鶴 大吟醸生酒
■白鶴 大吟醸生原酒
■八海山 発砲にごり酒
■越乃寒梅 白ラベル
■加茂錦 純米大吟醸
■赤武 純米酒
■白鷹 特別純米酒
8月は8本のご紹介。
そんなに飲んだつもりはないんですけど、最近の中では多いほうです。
そして良くみると、白鶴・八海山・越乃寒梅・白鷹とメジャーどころを多く飲んでいて、振り返るとなかなか面白い月でした。
ふと思うと、最近流行の新政ってほとんど飲んだことないし、広島での新規取扱い銘柄もあまり飲んでいないことに気付きます。
たまには大和屋に行って、新しい銘柄も飲んでみなくては。
(評価は、なし~★★★★★。個人の好みで評点をつけています)
龍勢 涼風生生 ★★
醸造元:藤井酒造(竹原市)
先月ご紹介した虎穴と同時に購入したお酒。
あちらは開栓したその日に飲み切りましたが、こちらは経過を見たかったので、ゆっくりと。
冷蔵庫から出したてを開栓してみました。
ツンとしたアルコール感に、硬そうなニュアンスとコクを感じる香り。
含みはさっぱりとした酸味、裏に隠れているコク。
サラッとした酒かなと思い購入したんですけど、意外と、強さと辛さがあります。
小鰯の刺身に添えた生姜のすりおろしとの相性はいいものの、強いもの同士が打ち消しあっているだけのような気もします。
開栓1週間後。
香りからアルコール感は抜けたものの、飲むとまだまだ。
開栓10日後。
ようやく味からも抜け、酸が効いた飲みやすい味わいになりました。
白鶴 大吟醸生酒 ★★
醸造元:白鶴酒造(兵庫県)
いただきものの白鶴。
いわゆるお中元セット的なものでして、このクラス(と言っても1本1500円位か)になると、白鶴も旨い酒を造ってくるはず。
と期待して、冷蔵庫から出したてを開栓しました。
香りはたおやか。
つるんとした酸が効き、後口には辛さと生っぽい風味が。
端麗とまでは言えませんが、疲れた夏の夜に飲むには良さそうです。
常温が近づいてくると、どんどん辛さがアップ。
これは冷やしてこそかな。
白鶴 大吟醸生原酒 ★★★
醸造元:白鶴酒造(兵庫県)
大吟醸原酒とセットのお酒でして、飲み比べのために同時に開栓してみました。
生酒より辛口で度数が高い表示でしたが、いやいや、随分と穏やかです。
度数が高い分、喉に刺激はありますけど、こちらのほうが加水してるんじゃないの?と思うほどの穏やかな口当たり。
味わいのほうは、旨い部類の白鶴って感じで、安心して飲めるタイプです。
生酒よりも生原酒のほうが、広い層に受け入れられるでしょう。
八海山 発砲にごり酒 ★★★
醸造元:八海酒造(新潟県)
八海山って、普通酒や純米、越後で候などを飲んだことがありますが、発泡にごりは初めて。
妻が買ってきてくれたので、冷蔵庫でしっかり冷やして開栓してみました。
米っぽい香りで、乳酸系の香りも感じられます。
含みは舌がチリチリする発泡感があり、乳酸系の甘酸っぱいニュアンスも。
炭酸が強いので、喉の刺激は楽しめます。
何かに合わせて飲むのではなく、単独で食前酒という使い方が良いのかなと感じました。
越乃寒梅 普通酒 ★★
醸造元:石本酒造(新潟県)
もらい物の、越後飲み比べ3本セット(小瓶)に入っていた、越乃寒梅。
以前は入手困難といわれていたそうですが、今では普通に購入可能です。
ただし、プレミアが乗ってる店もあるので、注意しなきゃですね。
こちらは冷蔵庫で冷やして開栓してみました。
瓶口からは、普通酒らしい、ちょっと嫌な香り。
含みは、まぁるい甘さにピリッとした辛さ。
後口はさらりとしていて、残るのは辛さ。
温度が上がってくると、少し甘さが出てきます。
辛口だけど端麗ではなく、少し嫌なところもあるなぁ。
今度、特別本醸造でも飲んでみましょ。
加茂錦 純米大吟醸 ★★
醸造元:加茂錦酒造(新潟県)
こちらも飲み比べセットに入っていたお酒。
全く知らない蔵なので少し調べてみると、新潟県加茂市にある蔵らしく、蔵元杜氏は24歳。
その界隈では将来を嘱望されている、との記載も目にしました。
彼が手掛ける「荷札酒」は評判が良いとのこと。
このお酒はどんな感じなんでしょうか。
冷蔵庫で冷やしてから開栓してみました。
華やかげな香り。
名残の吟醸香。
含むとアルコール感、中程度のコクと甘さが感じられます。
越乃寒梅と比べると、スイスイとまではいきませんが、抵抗なく喉を通りますね。
赤武 純米酒 ★★★
醸造元:赤武酒造(岩手県)
たまには酒商山田(本店)に。
取扱銘柄が増えたかなと思いきや、店頭では大きな変化は見られず。
そんな中、気になるラベルがありましたので、ジャケ買いしたのが本酒。
さてさて、どんな感じなんでしょうか。
冷蔵庫から出したてを開栓してみました。
ぐい飲みからは、濃いそうな香りに酸のニュアンスが。
含みは滑らかで、適度なコクに旨甘。
舌で転がすと、同じ印象のままボディが膨らみ、後口にわずかな米感が感じられます。
キレの良い、適度なコク旨酒ですかね。
室温に近づいてくると甘さが出てくるけど、くどいという感じはありません。
チラッとしか見えませんが、隠れた酸が良い仕事しているんでしょう。
なかなか旨いお酒だと思います。
白鷹 特別純米酒 ★★★★
醸造元:白鷹酒造(兵庫県)
友人からのいただきもの。
以前、別の友人から本醸造をもらって飲んだんですけど、特別純米酒は初めて。
日本で唯一の伊勢神宮御料酒。
特別純米酒の実力や、いかに。
瓶口からは、酸の強そうな香りが感じられます。
そして、少しの糠っぽさも。
含むと、酸と辛さが目立ち、出汁のように効いた旨味がバックに敷かれている感じです。
味わいとしての糠っぽさは気になりません。
飲み続けていくと、口の中がさっぱりする酸が心地良く、香りの糠っぽさも減退。
これ、好きだなぁ。
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コメント
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赤武は山田にもあるんですね。大和屋で見かけて確かに気になりました。注目銘柄なのかな。
「白鷹」はラベルからしていい雰囲気ですね~
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昨日たまたま大和屋に寄りまして、ここにも赤武がある!って思ったところです(笑
大信州もあって少し驚きました。
白鷹はなかなか美味かったですよ!
今更ながら、日本酒は酸だなぁと感じております。