島根県奥出雲地方にある「木次(きすき)酒造」という酒蔵の会に参加するため、『ながせ』を再訪。
蔵元の川本さんを囲んで、総勢15名ほどでわいわいやって来ました。
今回のお酒は7種類。
木次酒造のお酒は石川酒店が仕入れていた頃に飲んだことがありまして、基本的には辛口で酸味があり、スッと切れ良く食中に向くイメージです。
今回飲んだのも同じような印象を持ちましたが、どれがどれやら記憶が曖昧(苦笑
本日の料理です。
島根の食材などを使ったコース料理で、酒のアテにピッタリのものばかりでした。
まずは、つき出しと前菜。
左上から、木次乳業の牛乳を使ったとうもろこしのすり流し・トマトの南蛮漬け・ゴーヤの白和え・自家製カキの塩辛が乗った豆腐・太刀魚のいかり揚げ・鯉の洗い・ささみのたたき梅和え・広島菜巻き・いわしの梅煮です。
特に良かったのは、鯉の洗い。
鯉というと臭みを心配しますが、そんなものとは無縁。
シャクシャクとした食感で、そのまま食べても旨いし、酢味噌で食べても旨かったです。
もうひとつ気に入ったのは、太刀魚のいかり揚げ。
背越しにした太刀魚を揚げたもので、カリコリ食感がスナックぽくて、旨い揚げ物でした。
鱸のチーズ焼き。
プリップリの鱸にコクのあるチーズを乗せて焼いたものですが、これは熱燗にピッタリ。
鱸を味噌漬けにして焼いたのかなぁ。
もみじ豚の豚しゃぶ野菜巻き。
もみじおろしにポン酢で食べる一品は、口直し的にさっぱりいただきました。
〆は、しじみの味噌汁。
じんわりと旨く、酔い覚ましに良いですね。
と、ここで、鮎を食べていないことに気付きましたが、ま、そんな事もあるでしょう(笑
今回は酒の会ということも有って、前回訪問時のおまかせコースと比べると、酒肴に寄った料理を出していただいたように感じました。
ありがとうございました!
本日のお酒のラインナップ。
印象に残っているのは、「うすにごり さくら」というお酒です。
うっすらピンク色をしたお酒ですが、お聞きしてみると黒米で色を出したとのこと。
独特の酸味が面白く感じましたが、黒米の影響もあるかもしれませんね。
あ、そうそう。
黒米と言うと、白木町から三次に抜ける途中の「ひとは館」と言うお店で、黒米(店では古代米と呼んでいる)のアイスクリームを食べる事が出来ます。
色は、やはりピンクでした。
そして、もう一本印象深かったのは「おろち乃舌鼓」。
五穀(米・麦・ひえ・粟・きび)を使ったお酒で、日本酒度+20という超辛口スペックです。
蔵元である川本さん曰く「米以外は溶け難いのでどろっと白いにごり酒にしてみました」との事でした。
木次酒造のお酒は、現時点では広島での取り扱いはないはず。
こういうのをきっかけに、どこかが取り組んでくれると良いんだけどなぁ。
(2014.6)
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