日本酒

山口県西部の蔵巡りをしてきた(前編)

日本酒
2012年8月から始めた、山口県内の酒蔵巡り。

全ての蔵に行くのを目的にすると結構大変ですので、飲んだ事のある蔵には訪れない事にしております。

故に、五橋・雁木・獺祭・貴などの有名な蔵は対象外。

実にマニアックな酒蔵訪問をしている訳です(苦笑

 
 
 
少し現状のまとめを。

山口県酒造組合に加盟しているのは25蔵あり、この内、飲んだことがないのは2蔵。

酒造組合に加盟していない蔵は、現在19蔵把握しており、飲んだことがないのは13蔵。

この中には、廃業していないかの確認が必要な蔵も含まれています。

 
 
 
今回の旅行では、飲んだことのない15蔵の内、時間的に訪問が難しい3蔵を除いた12蔵への訪問を試みました。

3回に分けてお届けする酒蔵訪問記。

前編では、訪問順に4蔵ご紹介いたします。

 
 
 
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

松田酒造(主銘柄:龍の玉)
山口県周南市大字米光104
0834672465
酒造組合加盟

国道2号線でJR新南陽駅近くまで行き、国道489号線で北上した先、周南市と山口市の境に位置する米光(よねみつ)。

当地にある「松田酒造」は、江戸時代に創建された河内神社を背に佇む、創業100年を超える蔵です。

酒販店の趣がある蔵の前に立つと、煙突をはじめとする蔵の施設は、目視では確認できません。

 
 
 
写真には写っていませんが、入って右側の棚に「龍の玉」各種が展示してあり、ラインナップは純米・原酒(上撰の原酒)・上撰・佳撰辺りだったでしょうか。

突然の訪問にもかかわらず、蔵元に対応していただき、おススメの観光ルートまで教えていただきました。

ありがとうございます。

 
 
 
購入したのは、純米の4合瓶(1,050円)です。

米の旨味と酸味が上手く組み合わさった味で、まずまず旨かったです。

 
 
 
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

防長銘醸(防長一)
山口県周南市大字戸田市西2816

徳山西インター近くの「戸田」が所在地の酒蔵です。

実際に行ってみましたが、おそらく廃業されているのではないでしょうか。

 
 
 
「枡屋」と屋号が書かれた建物に近寄ってみますと、「枡屋吟醸 万両」と書かれた樽がありました。

ネット検索では全くヒットしませんでしたので詳細不明ですが、防長銘醸の別銘柄だったんでしょうか。

 
 
 
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

竹内酒造場(錦世界)
山口県防府市千日2-9-5
0835220211
酒造組合非加盟

防府天満宮の参道を通り過ぎ、旧山陽道を西に向かうと、竹内酒造場が見えてきます。

実は、自宅近くにも通っている旧山陽道。

この道が「竹内酒造場」の前を通っているなんて、何だか不思議ですね。

 
 
 
案内板に従い駐車場に車を停めて、事務所の中へ。

何種類かの酒瓶と生酒用の冷蔵庫や、かつての銘柄名が書かれた陶器などが確認できます。

 
 
 
若い男性(と言っても30代くらい)に対応していただき、純米の4合瓶(1,300円)を購入。

開栓から一週間も経つと、旨みが乗ってきてまずまず旨い酒になりました。

こちらは、日本酒をベースにした「ほうふハイボールに使うお酒」の醸造元と聞いていましたが、事務所内では発見できず。

次の機会に任せることにして、蔵を後にしました。

 
 
 
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

木原酒造(喜乃井養老)
山口県防府市大字田島2675
0835290330
酒造組合非加盟

航空自衛隊防府南基地の近くにある酒蔵です。

事務所内ではちょっとした日用品とドリンク類を扱っており、当蔵の以外の日本酒も揃えてらっしゃいます。

 
 
 
天井近くに目をやると、特別金賞を受賞した賞状を見ることができ、最も新しいものは平成4年だったでしょうか。

対応してくださった奥様に伺ったところ、お酒は1升瓶のみで上撰と清酒(糖類添加)のみとの事。

今回は、上撰を購入させていただきました。

まだ開栓していないんですが、どんなお酒か楽しみです。

 
 
 
ご主人が亡くなったため酒造はやめており、造りは竹内酒造場に委託されているとの事。

実は、委託先を明言する蔵に出会ったのは初めてでした。

よく見ると、ラベルの下の方にも「製造元:竹内酒造場」とスタンプが。

明示しない(したくない?)蔵が多い中で、この事に軽く驚きましたが、「防府の地酒は竹内さんだけになりました。地酒じゃなくてすみません」という言葉に全てが凝縮されているように感じました。

(続く)

 
 
 
中編はこちらから

後編はこちらから

その他の日本酒に関する記事はこちらからご覧いただけます。

 
 
 
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました