最近見たテレビコマーシャルで素敵だなと思ったものがありました。
ACジャパン(旧 公共広告機構)のコマーシャルで、「レジでの一コマ」(勝手に命名)。
レジの女性 ありがとうございます。
買い物客の男性 あ、どうも。
レジの女性 いつも・・・ ありがとうございます。
買い物客の男性 えっ、 いえ、 こちらこそ。
ナレーション 「いつも」にあなたの想いを込めて。
AC~♪
※映像はこちらhttp://www.ad-c.or.jp/campaign/self_area/06/index.html
何なんでしょう。
いつもの言葉の前に「いつも」って付くだけで、「あっ、この人、自分のこと覚えてくれてるんだ・・・」って、うれしい気がします。
変な見方をすれば、「こんなにかわいい娘が俺の事覚えてくれてるんだ!ナイス!」とも考えられます。
が、こんな野暮な話はここではするまい(笑)。
自分を気に掛けてくれている人がいる。
自分の事を覚えてくれている人がいる。
こう思える事で、僕は何だか、自分という存在を認められたみたいで、ホンワカとうれしくなります。
ツィッターで「ゆるくつながる」事も、こういう気持ちを満たす手段なのかもしれません。
全国各地の、まだ会ったこともない方々と相互フォローの関係になり、お互いの存在を気に掛ける。
お互いの発言に返信やRT(リツイート:発言の引用の意)する。
会ったこともないのにすでに「顔見知りくらい」の親近感を持つ。
偶然の出会いやオフ会等のリアルの世界で出会い、つながりが強くなる。
その結果、かけがえの無い友人ができる事もあるでしょう。
一時ほどの「自己責任」「弱肉強食」「勝ち組・負組み」は言われなくなりましたが、まだまだそれらの痕跡は残り、いまだに世知辛い世の中が続いている気がします。
必要以上に「個」が大事にされ、近所付き合いが少なくなり、孤立している人はまだまだ多くいるでしょう。
だからこそ、人と「つながりたい」という欲求が心の奥底で起こり、ツィッターブームという形で現われているのかもしれません。
こんな世の中だからこそ、いつもの言葉の前に「いつも・・・」と付ける心配りはとても大切な事だと思います。
ACのウェブサイトを見ると、このCMは電通西日本広島支社が作った、中四国のみに放送されるCMなんだそうです。
やるなぁ、電通。
見直した、さすがだ(笑)。
これらと同じような意味合いを持つ言葉に「あっ・・・」というのがあります。
「いらっしゃい!」→「あっ、いらっしゃい!」
「お世話になります!」→「あっ、お世話になります!」
略さずに書くと、「あっ、○○さん、いらっしゃい!」「あっ、○○さん、お世話になります!」と言った具合でしょうか。
この「あっ」という言葉、僕は好きですねぇ。
飲食店で言われると、「おぉ、俺も常連の仲間入りか?」と思って気が大きくなってしまいます(笑)。
相手が気持ち良くなる心配り。
みんなができると、争いも減るんだろうけどな。
コメント
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何気ない一言でも、相手にとってはグッとくる言葉なのかもしれませんね。今度から「あっ、いらっしゃいませ。」というようにします(笑)
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ぜひ、お試しあれ(笑)。