ツイッターも社会インフラの一員なんだなぁと感じたニュースを読んだ。
Yahooニュースに掲載された記事がこちら。
(記事ここから)
9月1日、JR常盤線内で車両点検を行った影響により、東京メトロ千代田線のダイヤに乱れが発生。列車の遅延は終電まで続き、結局最終列車が終点の松戸に到着したのは2時ごろになったという。
この間、乗客はツイッタ-を使って状況を外部に発信。
停車を続けていた電車が動いた時には「やっと今、一駅だけ運転するとアナウンスが!湯島から根津まで!こうして一駅ずつ牛歩のごとく千代田線は進みゆく」と書き込みがあった。
さらに、iPhoneのバッテリーを長持ちさせる方法を聞いた人が助言を受けるなど、車内の雰囲気がリポートされた。
途中、乗客のあいだで連帯感が生まれてきたのか、「千代田線のみんな元気?さぁ、どっちの到着が早いか競争だぞ!よーいドン!(その前にバッテリーが死ぬ)」「千代田船内(原文ママ)に残っているみなさん、綾瀬から先は順調です。今を耐えましょう。希望はすぐそこにあります」と慰め合う光景も。
そして、無事駅に到着した人は「さて、地元の北松戸にまもなく着きます。Tweetにおつきあいいただいたみなさん、本当にありがとうございました!人間の温かみを感じることが出来ました!bye-bye!!」「無事ついた。皆さん応援やアドバイスありがとうございました。先に降ります。まだ千代田線と常磐線の中の人がんばれ」と、普段なら「電車がついた」で終わるところがトラブルを連帯して乗り切ったという高揚感からか、ドラマチックなつぶやきとなったのである。
さらには「Twitterのおかげで心細くなかったです」「TLの不思議な連帯感で乗り切れました。ありがとうございましたw」などの感想も書き込まれ、閉塞状況においてツイッターが心の支えになったという意見も出た。
(記事ここまで)
ふと、チリの救出中の作業員のことを思い出した。
TV電話や手紙などで家族とコミュニケーションを取り、それを心の支えにしている彼らのことを。
心細い時やつらい時は、肉親や仲間に支えられて僕たちは生きているんだなぁという事を思い出させてくれるエピソードだ。
と、話がここで終われば、「心温まる話だったね。」で済むはずだったのだが、先に引用したyahooニュースの記事の締めくくりにとても気になることが書いてあった。
(記事ここから)
以前「トイレで紙がないことに気づいた男がツイッターで助けを求めた」ことが話題になったが、今回の千代田線の件も、この系譜に連なる「ツイッターを通じた心の交流」の一つの事例となることだろう。
(記事ここまで)
気になってちょっと調べてみたが、今年の5月に実際にあった話なんだそうだ。
ツイートをして20分後に、無事トイレに紙が届けられたと言うのだから、この人の判断は見事としか言いようが無い。そして紙を持って行った人の、何と心優しいことか(笑)。
停車した電車での励まし合いといい、トイレの紙の件といい、アフガニスタンでの常岡氏の件といい、伝達ツールまたは絆を深めるツールとしてツイッターは注目を浴びるよいきっかけだったと思うな。
これがツイッターがさらに広がるきっかけになってくれればな、と思うであった。
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