尾道の路地に佇む『笑空（えそら）』。
名店の誉れ高いこちらのお店で、そば音痴の僕がどのように感じるのか。
ワクワクしながらの訪問です。
※店内撮影禁止（料理以外）につき、ご注意ください。
古民家のいい雰囲気。
机もガラス引戸もいい感じ。
ずらりと並ぶ竹鶴の一升瓶もいいなぁ。
店内は静か。
落語が流れていて、時間の流れはゆったりと。
落ち着く空間です。
メニューは冷たいそばと温かいそば、セットのご飯物など。
何となく湯葉に惹かれて、ゆばそばを注文してみました。
折角なのでご飯も。
ゆばそばに寄ってみましょう。
白く泡立ったツユ。
これは豆乳のようです。
少し色が入った湯葉。ちょこんと乗った山葵。
ツユは、熱々のうちは丸い柔らかさが感じられ、冷めてくると本来の出汁と豆乳のミルキーさ、甘さがしっかりと感じられます。
湯葉はツルッとクニッと。
山葵は辛すぎず、しかし香りがいいですね。
そばは、薄っすら緑色。
細くて短くて、柔らかいそば。
そばに泡状のツユがからみ、すすることで豆乳のニュアンスが膨らみます。
ここの温かいそばは、あえてコシを追い求めず、ツユとの一体感を重視しているんでしょうね。
ご飯は、大豆やキノコが入った炊き込みご飯。
味付けは穏やか。
口に入れた瞬間、炊き込みご飯の香りが広がります。
固めの大豆が食感のアクセントに。
旨い旨い。
卵は出汁巻き。
その脇には、穴子と昆布の佃煮かな。
らしい甘さに、ほんのり和山椒。
ご飯がすすみます。
拙い経験ながらも、今までに食べたそばの中では強く印象に残りました。
変り種ではありましたが、そばの方向性は何となくわかりましたし、何を食べても旨いんだろうなという確信的なものも感じ取ることができました。
尾道には宿題店がたくさんありますが、再訪して冷たいのを食べてみたいと思います。
ごちそうさまでした！！！
（2018.2）
■お店のデータ
笑空
広島県尾道市土堂２－５－１５
０８４８２４４７３７
１１：３０～１４：００
１７：００～２０：３０
定休日：木曜日、水曜日夜営業
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