「姫路城見に行きたい!旅のプランを練ってくれ!」と、義父。
この暑い中、本気で行くんですか?と思いながらも、プランを考えるのは楽しいものですな(笑
日頃訪れない方面への日帰り旅行(車で)ですので、酒蔵にも行きたいところですが、時間が足りなさそう。
で、色々と検討した結果。
昼食の店に直行し、姫路城着が14時台。
見学に掛かる時間が読めませんので、その後は成り行きで、というユルいプランを作り上げました。
大事なのは、どこでお昼を食べるか?
いつ、どこで、どうやって知ったのか定かではないんですけど、赤穂市にあるイタリア料理店『さくらぐみ』が良いみたいと記憶していましたので、行ってみることにしました。
早速、予約のために電話するも、通話中が続くこと9回。
10回目のチャレンジでようやく繋がり、無事予約が完了しました。
自宅を7:40に出て、店が指定する駐車場に着いたのが11:20頃。
※案内地図にお店の位置と名前が。
お店は赤穂市の御崎(みさき)温泉にありまして、無料駐車場から5分ほど海沿いの道を歩くと、店にたどり着きます。
こちらは、「真のナポリピッツア協会」認定店。
広島だと「ピッツアリーヴァ」とか「ポリポ」とかが該当します。
さてさて、どんな感じか楽しみです。
中に入ると、石や塗り壁・木を多用した空間に、白いクロスが掛けられたテーブルがズラリと。
照明器具には薄く削ったカピス貝(だったかな?)を使用し、ここでも自然を意識させてくれます。
料理はコースのみでして、メインは肉と魚から選べるとのこと。
テーブルでどちらかに統一して欲しいと言われましたので、僕たちのテーブルは魚をチョイスしてみました。
一皿目は、前菜の盛り合わせ。
違う角度から。
右手前は、パンツァネッラという料理で、ふやかしたパンがベースなんだそうです。
トウモロコシと生クリームのソースの上に、丸い抜き型で形作ったパンやマリネ野菜。
ほんのり甘いソースとマリネの酸味、ケイパーの塩気が心地よく、なかなか旨い一品でした。
その右上の揚げ物は、オクラのフリット。
揚げ置きですけど、そこまで悪くはありません。
グラスに入っているのは、ヴィシソワーズ。
ざらりとした冷たいジャガイモスープに、クルトンや揚げたパセリ、イクラが彩りと風味を加えていて、なかなかの旨さです。
ヴィシソワーズの下にあるのは、べいかの香草パン粉焼き。
べいかは、福山や尾道辺りですと「ちぃちぃいか」と呼ばれていて、揚げ物や酢味噌和えなどを食べた事があります。
こちらのべいかはとても味が濃くて旨いんですが、少しべたっとした仕上がりだったのが残念でした。
トマトが乗っているのは、なすのノルマ風と言われたような。
グリルした茄子にリコッタチーズとトマトを乗せた一品でして、チーズのミルキーさが非常に印象に残っています。
左端には、鰯のシュー。
柔らかいシューの中には、アンチョビを使った鰯クリームが詰められていて、これは分かりやすくて旨かったです。
続いてはパスタ。
万願寺唐辛子と鰯、フレッシュトマトのオイルパスタです。
万願寺唐辛子の素晴らしい香りに、鰯(これはアンチョビではない)の風味。
麺自体は少し太めでゴシッとした食感でして、先日「ポリポ」でいただいたパスタの麺にとても似ていました。
ピッツアが出てくるまでの間、小休止。
軽快なアコースティックギターと綺麗なハーモニーがBGMとして流れているなと思ったら、サイモン&ガーファンクルのMrs.Robinsonでした。
この曲、好きなんですよ。
そして、他のテーブルに目をやると、全体の半数くらいでパスタが出され、残りのテーブルにはピッツアが出されているようです。
これは、厨房の一箇所に負担が掛かり過ぎないように、出す順番(数量)を調整しているんでしょう。
繁盛店ならではの工夫。
来ました!
ピッツアです!
※マルゲリータビアンコ。
※サルシッチャとナスのトマトソース。
※燻製モッツアレラとズッキーニ。
いずれも、生地はドライな感じがありながら、もっちりとした食感。
塩気はそんなに感じられません。
この中では、燻製モッツアレラを使ったピッツアが良かったです。
チーズの塩気と生地に使われている小麦の風味がたまらんかったですよ(笑
こちらは唐辛子のオイル。
タバスコの代わりに出してくださいました。
少し苦味のあるオイルですけど、しかと辛くて旨い~
とここで、新しいお客が次々と入って来ました。
時刻は12:30。
全席一斉スタートではなく、時間をずらしているんですね。
メインの魚料理は、鯛のピザ釜焼きレモンソースです。
5月に「ポリポ」で食べたスズキと同じ料理方法でして、「この前食べたなぁ」と心の中で苦笑い(苦笑
少し火を通しすぎたんでしょうか、身のパサツキが気になりましたが、お味のほうはまずまずでした。
最後にデザートとドリンクで終了。
デザートの名前は忘れましたが、固めのパイ生地にオレンジっぽい柑橘系の香りが加わったクリームを詰めた一品。
苦いエスプレッソとの相性は良く、旨いデザートでした。
フレッシュさや勢い、艶っぽさに欠けるものの、きちんと旨い料理群というのが、全体通しての印象でした。
何はともあれ、みんな喜んでくれたみたいなので、良かった良かった。
さて、この後は、駐車場前の土産屋でお酒を買い、姫路城~倉敷美観地区経由で自宅に戻りましたとさ。
ごちそうさまでした!!!
(2015.8)
※トマトソース(?)とオレンジピールを天日干ししていました。
※赤穂の地酒、忠臣蔵の山廃純米を買いました。なかなか旨かったです。
■お店のデータ
さくらぐみ
兵庫県赤穂市御崎2-1
0791423545
11:30~15:30
18:00~22:00
※秋・冬は17:00~21:00
定休日:火曜日・第1水曜日・第3月曜日
公式ホームページあり
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コメント
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ポリポのシェフがここの出身だったはずなので、それで記憶にあったのでは?
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そうだったんですか!
知りませんでした(苦笑