山口県日本酒遠征第2弾の初日は宇部市で一泊。
宿は素泊まりのため夕食を食べるお店を探さなくてはいけないんですが、いかんせん情報が少なすぎます。
最悪は(失礼)食べログでと思いながらネット検索を続けていたところ、ある個人の方のブログに目が留まり、読み込んでみると比較的高級なお店に行かれている様子。
だからといって情報が確かとは限りませんが、その方の記事とお店のサイトなどの掲載写真から判断して、候補のお店を3つピックアップ。
最終的には、宇部新川エリアにある日本料理店『呑兵衛』に決めましたが、旨そうな刺身の写真がその決め手になりました。
さて、『呑兵衛』。
場所は、宇部新川エリアのメイン通りである「常盤通り」沿い。宇部市役所よりも少し東で、福岡銀行宇部支店がすぐ近くにある立地です。
中に入るとウェイティングルーム的なスペースがあり、奥のスペースとは暖簾で緩く仕切られています。
客席スペースはI型の板場をL型カウンターが囲い、客席は12程度。
後ろにはホールスタッフが立ち、さらに奥には座敷があるようです。
一応印刷されたメニューは有りますが、周りのお客は板さんにお勧めを聞きながら注文を決めている様子。
僕たちは様子見の意味も込めて、刺身の盛り合わせだけを注文してみました。
刺身の器である笹の葉が目の前に置かれ、そこに茗荷・シソ・若布・たで・はつか大根などがテンポ良く並べられていきます。
こちらは、一人用の小さな鮫肌に乗ったわさび。
一口つまんでみますと、鼻に抜ける細く鋭い刺激に見舞われ、油断しているとむせてしまいそうでしたよ(苦笑)。
そんな僕を尻目に、刺身が登場です(笑)。
まずは、白身の鯒からスタート。
塩とカボス(?)で味付け済みのためそのまま口に放り込むと、コリッとしていて吸い付くような鯒の身がカボスの酸味と塩でチューンナップされ、顔がほころぶ程の旨さでした。
続いては、さざえ・赤身・イカの登場。
こりこり食感のさざえ、エッジが立っていて特有の酸味も感じる旨い赤身。
こりゃ旨いなぁ。
イカはさっぱりとした味わいで、こちらはまずまずでした。
刺身の最後は、鰹と鯵。
鰹は標準以上に旨いんですが、それ以上の感想はなし。
ここでは鯵が旨いなぁと思いました。脂の乗りは少なく、しかし身の旨味はたっぷり。口いっぱいにほお張りたいぞ(笑)。
出てきた刺身はイメージ通りの旨さで、スタートとしては良かったように思います。
ここで板さんと話をして、天ぷら盛り合わせ・のどぐろの煮付け・げそバター焼きを注文。
天ぷらは、野菜・山菜・海老という布陣。衣が柔らかいのが気になりましたが、味はまずまず。
げそバターもまずまずでした。
のどぐろは脂の乗りが強くて、煮汁が脂に負けていた印象。板さんは煮物でと勧められましたが、個人的には焼いたの方が良かったのかもと感じました。
握りをお好みでいくつか。
鯒・トロ。
これは、間違いなく旨い!
鯵・鯖・たまご。鯵・鯖は言わずもがな。たまごは甘くなくて僕好み。
手を掛けずにネタの良さを楽しめる握りで、総じて旨いと思います。
妻が注文した特上握りは、ネタも良く数も多く、コストパフォーマンスに優れている印象。
握りまでは軽く済ませておいて特上で〆れば、案外お安く済ませることが出来るかもしれません。
日本酒は、山口のお酒が五橋・東洋美人・貴・獺祭。県外蔵は八海山・〆張鶴・賀茂泉など。
特にそそられるお酒はありませんでしたが、五橋や〆張鶴をいただいてみました。
お店の切盛りは板さん2名、仲居さん2名の他に厨房スタッフやホールに立つ男性2名と人数は多め。
中でも、ご店主自らがホールに立ちお客誘導からメニュー説明までされているのは、理想的な布陣だなと感じました。
お値段が少々高くご常連寄りの日本料理店との印象ではありましたが、僕たちのような一見客でも居心地が悪いという事はありませんでした。
ごちそうさまでした!!!
(2013.5)
■お店のデータ
呑兵衛
山口県宇部市新天町2-2-8
0836319900
11:00~14:30
16:00~22:00
定休日:月曜日
公式サイトあり
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