今月のお酒
■龍勢 純米大吟醸
■千福 純米大吟醸
■賀茂泉 純米吟醸
■酔心 純米酒
今月は、図らずも広島の日本酒のみ4本。
しかも全ていただき物という。
ありがたや。ありがたや。
この中では、久々に飲んだ賀茂泉が良かったです。
立春朝搾り以外は飲まなくなってたんですけど、改めて飲むときちんと旨いですね。
(評価は、なし~★★★★★まで。個人の好みで評点を付けています)
龍勢 純米大吟醸 ★★★
醸造元:藤井酒造(竹原市)
親から千福とセットでもらった龍勢。
なぜにこの2本?と思いましたが、どうやら賞(2007年のIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)のSAKE部門の金賞)を取った酒らしく、そういう触れ込みで販売されていたのかも。
そして、黒いラベルの純米大吟醸は、初めて。
さてさてどんな感じなんでしょうか。
軽く冷やしてから開栓してみました。
ほんのりと甘さを感じる香り。
裏に辛さが隠れていそうなニュアンス。
含むと、たおやかな口当たりで少しとろみが感じられます。
刺激は少なめ。
味は後追いで、キレイな米の旨味と辛さ。
そして、案外と酸が効いています。
二杯目以降は辛さが強くなり、旨い辛口酒という印象に。
飲みやすく、いやなところがありません。
さすがの金賞受賞酒といったところでしょうか。
千福 純米大吟醸 ★★★
醸造元:三宅本店(呉市)
真っ白い瓶に大きく蔵と書かれたラベルが印象的。
調べてみると2011年以降何度かモンドセレクションの金賞を取っているようです。
こちらも軽く冷やしてから開栓してみました。
香りはほとんどなし。
含みは辛く、酸が効いていてサッパリ傾向です。
千福にしては辛いなぁ。
と思いきや、二杯目以降はまったりとした旨さと甘さが際立ってきました。
下手をすると飲み飽きそうなテイストですが、ギリギリの所で甘さが消える絶妙さが印象的。
こういうところがニクイですよね。
賀茂泉 純米吟醸 ★★★
醸造元:賀茂泉酒造(東広島市)
10年以上前に居酒屋で賀茂泉を注文して、酒好き認定された事があるんですが、今では渋い人認定されるかもしれません。
そんな賀茂泉が、立春朝搾り以外で我が家に来るのは何年振りでしょうか。
朱泉仕込みの純米吟醸、常温保管からの開栓です。
香りイメージは辛さ。
含みは、賀茂泉らしさ満載で、米のふくよかな旨味が隠れてそうなニュアンス。
酸もきっちりと効いてます。
しばらく飲むと、甘さが出てきて、フルーティーとかそういうのではない甘さなのも良いなぁ。
一升瓶の多くが一晩で消えてしまいましたので、やはり酒好きが好きなお酒なのかなぁ(笑)
酔心 純米酒 ★★★
醸造元:酔心山根本店(三原市)
横山大観が愛したお酒、三原の酔心。
家で一本飲むのは久し振りです。
さてさて、どんな感じなんでしょうか。
こちらも常温保管からの開栓です。
香りからは、一瞬だけ甘さの要素が感じられますが、すぐに辛さと酸味のイメージにチェンジ。
含むとすっきり系で、やや重さのある酒質。
辛くもあり、良薬にも似た苦味が僅かに感じられます。
下地にはきっちりと酸が敷かれているとは言え、最後に残る苦味がちょっと強いかなと。
酔心と言えば「ブナのしずく」を思い出しますけど、あの辺りと比べると辛口傾向が強く、質量を感じる酒質です。
ちなみに、この日の相棒は、フレスタで買ったちょっと良い刺し盛り。
相性は言うことなし。
やっぱり刺身には日本酒だよなぁ。
うん、うん。
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