日本酒

家で飲んだ日本酒(2016年2月)

日本酒
今月のお酒
■富久長 八反草 純米吟醸無濾過生原酒
■賀茂泉 立春朝搾り
■無冠帝 吟醸生酒
■賀茂泉 大吟醸皇寿
■月の桂 立春朝搾り
■常きげん 純米

 
 
 
先日、某所で「大手の酒はどれも旨くないと思ってる飲食店が多すぎる!」という話を聞きました。

「なんとまぁ、レベルの低い飲食店なんだろ(失礼)」と思う反面、いくら旨くても大手の酒だと客から注文されないという側面があるので、仕入れを躊躇するのかなと。

僕が飲んだ範囲では、広島だと、千福の神力生もとはきちんと旨いですし、賀茂鶴・賀茂泉のハイスペックな酒も旨いわけです。

最近では、酔心も旨い酒出してきましたね。

県外の有名処では、パック酒の「まる」でおなじみの白鶴酒造。白鶴錦という米を使った酒は旨かったです。

月桂冠の純米吟醸伝匠も悪くなかった。

売り方(酒販店・飲食店共に)の問題と共に、先入観の問題があるので、なかなか難しそうではあります。

何はともあれ、この記事を読んでいる皆様方におかれましては、わけ隔てなく飲んでくださいね~

 
 
 
(評価は、なし~★★★★★。個人の好みで採点しています。)

 
 
 
富久長 八反草 純米吟醸無濾過生原酒 ★★ 醸造元:今田酒造本店(東広島市)

最近フレスタで買い物をすることが多く、このお酒も吉島店で買ったもの。

誠鏡のしぼりたてもありましたけど、何となくこちらを手にとってみました。

香りは穏やか。

含みは、吟醸酒のようなパッとした香気と室温次第で変化しそうなコク。

後口には苦味が。

フルーティと言われれば、そっち系の表現がしっくり来るかもしれません。

室温になると旨味のトーンが低く一定になり、飲みやすくなりました。

ダレるかなと思いましたけど、問題なし。

香りも穏やかになって飲みやすくなったと思います。

 
 
 
賀茂泉 立春朝搾り ★★ 醸造元:賀茂泉酒造(東広島市)

毎年恒例の立春朝搾り。

昨年のを1年間常温保存しておき、今年のと飲み比べを楽しんでみました。

しっかりと冷やして、開栓です。

まずは、右:H28年から。

含みはフレッシュ感があり、トロンとした口当たり。

わずかな発泡感や酸もあります。

H27年の開けたてと比べると、穏やかでバランスが良い感じです。

開栓1週間後には全ての要素が軽くなり、さらにバランスを取った感じになりました。

続いては、左:H27年の1年常温熟成を。

酸とコク。熟成感は軽く、悪くないですね。

温度が室温に近づくと、徐々に熟成感が出てきます。

飲みにくさはあるけど、H27年の方が好きかな。

とりあえずH27年はここまでにして、冷蔵庫へ。

いつか、みんなで飲みましょうね~

※微妙に精米歩合違いますね。

 
 
 
無冠帝 吟醸生酒 ★★ 醸造元:菊水酒造(新潟県)

フレスタで妻がチョイスしたお酒。

富久長の海風土の生が売ってるのに、「こっちかい!」と突っ込まざるを得ません(苦笑)。

菊水と言えば1合缶で有名で、黄色や緑、赤などがコンビニでも購入可能。

そんな菊水の吟醸生酒。

さてさて、どんな感じなんでしょうか。

香りは、ほぼなし。

含むとトーンの低い旨味。

ほんのりと甘く、かすかな酸。

スッキリ系との説明書きでしたけど、案外旨味があります。

室温に近づくと甘さが出てきて、この方向性も悪くない。

思った以上に飲めるお酒でした。

 
 
 
賀茂泉 大吟醸 皇寿 ★★★
醸造元:賀茂泉酒造(東広島市)

正月に親からもらったお酒。

このクラスの酒って手が出しにくいので、ありがたく感謝しながらの開栓です。

立ち上がる香りは、ツンとした香気と淡い吟醸香。

含みは、品のいい旨味、少しの辛味。

甘さと苦味が裏に隠れている感じがします。

山田錦を35%まで削った大吟醸に共通した味わいがありますね。

室温に近づいてくると、少々ダレるところもありますので、ワインクーラーにでも入れて温度を保ちながら飲むのがいいかもしれません。

また来年も、高いお酒待ってま~す(笑)

 
 
 
月の桂 立春朝搾り ★★ 醸造元:増田徳兵衛商店(京都府)

女酒と呼ばれる酒質で著名な伏見の蔵。

黄桜や月桂冠、招徳、松竹梅、玉乃光など有名処が多いエリアですね。

そんな伏見の立春朝絞りを友人からいただきまして、こちらもありがたやありがたや。

広島だとなかなか飲めませんからねぇ、月の桂の立春朝搾りなんて。

冷蔵庫でしっかり冷やしてから開栓してみました。

香りからは、トーンの低い米感が感じられます。

早速含んでみると、旨味と苦味と酸味が穏やかにまとまっていて、やや軽い酒質ではありますが、なかなか旨いではありませんか。

同じ立春朝搾りでも賀茂泉のは濃い目でフレッシュ。

立春の朝に搾るという共通点があるだけで、米も酵母も違うから、これだけ違うのは当たり前なんですけどね。

 
 
 
常きげん 純米 ★ 醸造元:鹿野酒造(石川県)

能登四天王の農口杜氏がいらした事で有名な常きげん。

5年前にそごうの物産展で買った純米無濾過生原酒がとても旨かったので、久々に飲んでみようと思い、純米の一升瓶を購入してみました。

香りはあまり立ち上がってこず。

早速飲んでみると、???てな感じ。

糠臭さがあって、とても野暮ったい味わいなんですけど。。。

加水するだけでこうまで変わるはずはないので、造りが変わったんでしょうか。

 
(了)

 
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