前にも書いたけど、僕のチームでは朝礼の代わりに仕事の気付きを共有したり、流れによっては雑談になったりというミーティングをしている。
※『spick&span×moreというエコバッグ』という記事の中段付近を参照。
その日に話すテーマはあらかじめ決めている。
これは僕が決めたもので今は全部で6つある。
そのテーマに沿った内容を誰かが話し、その内容に関して残りのメンバーがコメントをする。
こんな流れで進めている。
いわゆる「クレド・ミーティング」と呼ばれているもので、1~3ヶ月の時間を掛けてチーム全体の仕事の価値観を共有するために用いられる手法だ。
※クレドとは企業の心情や行動指針をまとめたものの事。僕のチームでは3ヶ月に1回の割合でクレドの中身を替えるようにしている。
↓ちなみにお手製のクレドです。
このミーティング、自己流で始めたわけだが、やってみると意外と良い。
上司から頭ごなしにああしろこうしろという指示を出すよりも、して欲しい行動をクレドにしておけば、ミーティングで自分が話すときにテーマを意識せざるを得ない。
話した内容について、メンバー全員から何らかのフィードバックを得る事が出来、同じテーマを何度か繰り返すうちに刷り込まれ、行動が伴うようになる。
僕の持っている信念の一つに「人は人では変わらない。」というのがある。
人は人から言われたくらいでは変わらず、自分で気付かないと変わらないという意味だ。
「クレド・ミーティング」とはまさに気付きを促すためのもの。
僕の考えにぴったり当てはまる。
さて、3月26日(金)に行ったミーティングの中での話し。
この日のテーマは「良い癖をつけよう」。
誰しも持っている癖、しかも思考の癖を良い癖にしようと言う狙い。
例えば、何か自分の身に悪い事が起こった時、「どうして自分にばかりこんな事が起きるんだろう・・・」と原因を考えるのではなく「どうやったら事態が好転するだろうか?」と望んでいる結果から逆算して今の行動を決めるという風に考える癖をつけましょうという事。
ミーティングの最中には、しばしば本題から外れる事も多く、今日のタイトルにもある『「すみません」と「ごめんなさい」』の件も少し外れた話題から生まれたものだ。
あるメンバーから『なるべく「すみません」は使わずに「ごめんなさい」と言うようにしている』という話が出た。
他のメンバーからも「人にぶつかったらごめんなさいって言うかも。」という意見も出てくる。
そうか、あまり意識していなかったけど「すみません」と「ごめんなさい」って随分と意味合いが違う言葉なんだな。
そういう僕は「すみません」を多用している。
「ごめんなさい」って余り言わないなぁ。
心の底から謝っていないのかなぁ?そんなつもりはないけれど、ひょっとしたらそうかもしれない。
ビジネスの世界では「ごめんなさい」は使わず、「申し訳ございません」が使われる事が多い。
でもプライベートで使うにはちょっと違和感がある言葉だ。自分に非があってきちんと謝罪すべき場面、例えば人にぶつかったとか、では「ごめんなさい」という言葉の方が適している。
うーん、なるほど。
僕はこれ以降、使い分けを意識してみようと思えるようになった。
このように「クレド・ミーティング」においては、メンバーに気付きを与える事が目的なのに自分が気付かされる事も多い。
社訓唱和や根性を入れなおす気合ミーティングにはない効用だ。
会社でもこれをやっているのは僕のチームだけだと思うが、9ヶ月間試験的にやってみて一定の成果が出ている。
まずは部内に広げるべく行動してみようと思う。
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