どういうことかと言いますと、2011年にこんな記事を書いていまして。
→広島県内の日本酒を全部飲んでみた。
一旦コンプリート宣言をしたものの、いくつかの隠れキャラを発見。
それらもひと通り飲み、再度コンプリートだと思ったのが一昨年辺り。
ところが、因島で知らないお酒を見つけてしまいました。
蔵の名前は濱岡酒造@重井町。
銘柄は村上水軍。
土生に蔵があった頃は「浮世の友」という銘柄のお酒を醸していて、現在は飲料の卸がメイン業務なんだそうです。
造りはしていなくて、酒造組合には未加盟。
これって山口県だと珍しくない形態なので気をつけていたんですが、まさか漏れがあるとは~(苦笑
事務員さんにお話を伺うと、ネットショップでの販売がメインのようで、小売店に卸すのはお盆と正月に数ケース程度とのこと。
最も近い小売店「パルディ因島店」を教えていただき、お酒を買わせていただきました。
詳しい講評は別の記事に譲りますが、海のものにも山のものにも合う、食中に適したお酒でした。
折角のしまなみなので、他にもいくつか立ち寄りなぞ。
※住田製パン所。
※尾道帆布がやってる立花テキスタイル。
※立花食堂。ラーメンがある!
※因島の太平洋酒造(廃業)。
※銘柄はカキツル。金冠千代鶴というのもあるはず。
※結構古い。
ここからは余談。
今回、村上水軍の純米吟醸と本醸造を買った事で、別の動きが見えてきました。
純米吟醸の製造者は朝倉酒造(福岡県)。
本醸造はアシードブリュー(福山市)。
分離発注?と思って調べた結果は以下の通りです。
朝倉酒造は、元々「丸山酒造」という名前で酒を醸していたんですが、2006年にアシードブリューが吸収合併し、九州酒類工場としたようです。
2016年には「朝倉酒造」に名称変更し、デカンショパワーという会社に全株式を譲渡。
朝倉酒造のホームページを見ると、くわい焼酎の「福山そだち」とアシードブリューの源流「三吉正宗」が取扱商品として掲載されています。
そして、アシードブリューには掲載なし。
ここから先は推測でしかありませんが、この2銘柄はアシードブリューから切り離し、朝倉酒造の事業になったのではないかと。
つまり「三吉正宗」は広島のお酒ではなくなったということなのでしょうか。
そう思うと、福山で何店か訪れた酒屋に三吉正宗がなかったのは、偶然ではなかったのかもしれません。
このあたりの事情は、それとなく酒屋さんに聞けば教えてくれたりするんですが、あえて聞かずに考えるのが楽しかったりして(笑
真偽のほどは不明ですし、酒造組合のホームページにはまだ掲載されています。
今度きちんと調べてみなきゃいけませんね。
■蔵のデータ
濱岡酒造
広島県尾道市因島重井町5800-67
0845243100
8:30~17:30
定休日:土・日・祝
■カテゴリー別飲食店リストはこちらからご覧いただけます。
■ 所在地別飲食店リストはこちらご覧いただけます。
コメント