西区古江西町にある石川酒店では、ほぼ毎週、ワインや日本酒のセミナーが開かれています。
木曜日開催で19時スタートのため僕とは日程が合わず、今までに参加したのは一度だけ。
今回はたまたま木曜日にお休みが取れて、しかも日本酒のセミナーでしたので、夫婦で参加してみました。
テーマは「餃子」に合う日本酒。
端麗辛口?それとも古酒?
さてさて、どんなお酒が出てくるんでしょうか。
会場はお店の2階。
その名も「サロン・ド・イシカワ」と言います。
2階に来るのは、僕が主催した日本酒の会(2010年11月)以来ですから、3年半振り。
近いんだから、もっと寄らなきゃいけませんねぇ(苦笑
本日のお酒リスト。
おやおや、旨そうなお酒ばかりでは有りませんか!
これは楽しみ~
定刻を少し過ぎたところで、石川酒店の荒井さんより会の趣旨等の説明が。
※モザイクいるのか(笑)?
色々とお話がありましたが、要は、楽しく飲みましょうとの事でした(笑
乾杯用のお酒には、山口県の村重酒造が誇る日下無双の活性純米にごり(リスト非掲載)!
プチプチとした泡を喉で楽しみつつ、酒盗と塩辛のフリッジで取り急ぎお腹を満たしていきます。
餃子は、焼餃子と水餃子の2種類。
実に豪快な盛り付けです(笑
餃子自体は下味が薄め。
もう少し塩が効いていても良いかなと思いましたが、食べ飽きないようにとの配慮だったのかもしれません
さてここからは、リストに掲載された日本酒が出てきます。
写真左、秋田県の「やまとしずく」純米吟醸生原酒からスタート。
やまとしずくは秋田のお酒で、「刈穂(かりほ)」というお酒を作っている蔵の別ブランドなんです。
ラベルに書かれている文字を上から読むと、へ=「やま」、ト=「と」、ちょん=「しずく」と読みますので、通称「へとちょん」とも呼ばれるお酒。
ピリピリと炭酸ガスが感じられ、熟したブドウのような酸味が特徴的でした。
この酸味は餃子に合うなぁ。
続いて、写真右は京都府の「英勲(えいくん)」特別純米原酒。
酒処伏見の蔵ですが、基本的には濃醇タイプと理解しています。
この度飲んだのは、原酒の割に丸い口当たり。
意外とさらりとしていました。
写真中央は、高知県の「船中八策(せんちゅうはっさく)」純米超辛口。
この辛さで口の中をリフレッシュという意図なんでしょうが、他と比べると少しだけ切れに欠けるので、相性は微妙かなぁ。
皆さん、席を離れてワイワイと。
写真右は、岩手県の「廣喜(ひろき)」特別純米。
このお酒、終始穏やかです。
同じ「廣喜」でも自宅で飲んだあらばしりは、旨味・酸味・辛味・苦味が感じられて立体的な旨さでしたが、こちらはフラットな印象。
料理との親和性は高そうです。
写真左は広島県の「白鴻(はくこう)」無濾過生原酒。
造りすぎて冷蔵庫に入らなかったお酒を常温で1年半保管し、リリースされたお酒なんだそうです。
軽い熟成香に、やんわりとした旨味。
カカオの様なフレーバーも感じますが、すんなりと胃に落ちていきます。
そして、またもやリスト外のお酒が登場!
和歌山県は世界一統が醸す「南方(みなかた)」のスパークリング!
軽やかで旨い!
ここまでは小さめの冷酒グラスでぐいっと呑み進めましたが、ここからはお燗タイムという事でお猪口に変更。
真っ先にお願いしたのは、日下無双のぬる燗(笑
「変態!」と罵られながらのぬる燗でしたが、前に出て来たいい具合の酸味とプチプチの泡が相まって、温めた方が旨いと思いました。
この日のお酒は、南方以外は全て燗で飲んだんですが、やまとしずくと白鴻も旨く、これはお燗番の兄さんの腕がよかったのかもしれません。
そういえば、セミナーと言う割にはお酒の簡単な説明が合っただけで、ひたすら飲み食いしていたような(苦笑
ひょっとしたら参加費4,000円は高いかなと懸念しておりましたが、終わってみると、むしろお安く感じました。
お得で楽しい飲み会、もといセミナーでしたので、今後も機会を作って参加したいと思います。
(2014.4)
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